防衛省内部からイラク派遣部隊の日報が発見された問題で、去年3月の時点で日報の存在を確認していたことが分かりました。去年の時点で南スーダンPKO部隊の日報問題が指摘を受けていましたが、防衛省側は情報を把握しながら稲田朋美元大臣に報告していなかったと発表されています。
本日の記者会見で小野寺大臣は、「陸上自衛隊から当時の稲田防衛大臣に、このような重大な情報がなぜ上がっていなかったのか、情報がどの範囲まで共有されていたのか、調査する必要がある」と述べ、防衛省内部を調査する方向で動いていると言及していました。
日報が発見されたのは去年3月27日で、南スーダンの日報問題で調査中にパソコンの外付けハードディスクから発見されたと報じられています。
その数は1万ページ分と非常に膨大な量で、この量の日報が今まで全く非公開だったことに疑問の声が相次いでいるところです。
陸自 日報問題 去年3月に存在確認も大臣らに報告せず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180404/k10011390921000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003
陸上自衛隊のイラク派遣の日報が見つかった問題で、実際には去年3月の時点で、日報の存在が確認されたにもかかわらず、陸上自衛隊の研究本部が、発見の事実を当時の稲田防衛大臣らに報告していなかったことを、小野寺防衛大臣が明らかにしました。
「ない」としてきた陸自日報が追及でバレてから「実はありました」。財務省の改ざんも、内閣府の総理の御意向文書も、厚労省の調査票も、ない、ない言ってて露見すると「実はありました」と。今やこの国の行政の全てが疑わしい。「膿を出し切る」と言う総理御自身が「膿」であることをまず自覚すべき。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) 2018年4月4日
なぜイラク日報は「ない」とされてきたか? 南スーダン日報と同じく現地情勢の深刻さを隠蔽するためではないか。
なぜ把握から公表まで3カ月もかかったか? 厚労、財務と続く公文書改ざん問題への怒りの火に油を注ぐことを恐れたためではないか。
安倍政権の隠蔽体質の闇は深い。徹底究明が必要だ!— 志位和夫 (@shiikazuo) 2018年4月4日
「軍部の独走」という言葉が頭をよぎる。一年以上国民に情報を隠し続けた組織に強大な軍事力を委ねていいのか。「2か月半前に判明」と言っていたのに「実は一年前から知っていた」。シビリアンコントロール以前、およそ組織としての体をなさず。これは政権全体の責任です。 https://t.co/Z3BmJWZePq
— 小池晃 (@koike_akira) 2018年4月4日
モーニングショー
防衛省が国会で「ない」と答弁していた
陸上自衛隊イラク派遣の日報が見つかる
376日分約14,000ページ分
さらにもう一つ見つかる
青木理氏
財務省と同じ構図
今の政権、一強状態で多少無理をしても強引に、国会乗り切れるというような思いがあるから、こういうことを平気でしても… pic.twitter.com/dhGb6lzLGD— 胡蝶蘭 (@3SC5vunUPhy5Env) 2018年4月3日
「昨年3月に日報存在把握=防衛相に報告せず―陸自」。これがなぜ深刻かと言うと全くシビリアンコントロール(文民統制)が効いていないということ。いざとなれば軍部の暴走も、ひいてはクーデターもありますよと。こうして「軍部」は政治家(当時は稲田大臣)を馬鹿にしながら、やりたいことをやると。
— 江田憲司(衆議院議員) (@edaoffice) 2018年4月4日
朝日新聞(4日付)
〈「ない」日報 なぜ今 発見〉“政権、また省の責任強調”
「まず省内で対応していく話」
と菅官房長官。
「防衛省でしっかり洗い流すことが重要」梶山弘志規制改革相。防衛省に関してはシビリアンコントロールが問われるのが普通だろ。どこまで幼稚で卑怯な政権なんだ💢 pic.twitter.com/ZT6N9IpMCV
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年4月4日
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