福島県の北塩原村で採取された野生のタラの芽から基準値を越える放射性物質が検出され、2年ぶりの出荷制限となっていることが分かりました。
福島県によると、出荷制限となったのは北塩原村産の野生のタラの芽で、今年4月26日に野生のタラの芽を検査したところ、国の基準値を超える一キログラム辺り110ベクレルの放射性物質を検出したとのことです。
この報告を受けて国は2日付けで北塩原村産の野生のタラの芽の出荷を制限し、これで福島県内で出荷制限となっている野生タラの芽は32市町村となりました。
NHKの取材を受けた担当者は「なぜ原発事故から7年がたってから基準を超えるものが出てきたのかはわからない。市場に流通していないか見回りを強化したい」と述べ、今の時期になって検出された理由が分からないとしています。
福島原発では今も大量の放射性物質が放出されており、依然として完全な閉鎖や凍結は出来ていません。また、放射性物質の中でもプルトニウムやウランなどは半減期が約2万4000年と長く、セシウムを含めて汚染地帯から放射性物質が無くなったわけではないです。
コメントを出した担当者はあまりにも無知過ぎると言え、今後も福島や汚染地では数十年後も同じような数字の高い食品が何度も出てくる可能性が高いと予想されています。
福島県 きのこ類・山菜のモニタリング検査
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36055c/ringyo-monitoring.html
野生のタラの芽 出荷制限
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180502/6050000954.html
北塩原村の野生のタラの芽から国の基準を超える放射性物質が検出され、国は2日、県内の農産物で2年ぶりに出荷制限を出しました。福島県の発表によりますと、北塩原村で取れた野生の山菜のタラの芽を先月26日に検査したところ、国の基準の1キログラムあたり100ベクレルを超える110ベクレルが検出されたということです。
いいね!しよう