*EU
難民や移民の受け入れ政策を巡ってヨーロッパ諸国が紛糾しています。6月5日にルクセンブルクで各国の代表が集まって内相会議が行われましたが、イタリアやギリシャは「難民の受け入れが大きな負担になっている」と主張し、政策の見直しを主張。
ポーランドやハンガリーなどの中東欧諸国は難民受け入れの分担を拒否し続け、難民受け入れ推進派のドイツなどと意見が対立していました。
イタリアでは今月に首相が交代となり、新たに就任したジュゼッペ・コンテ首相がEUの難民政策を「失敗だった」と批判しています。同じくイタリアのサルビーニ内相も「イタリアはEUの難民キャンプではない」と発言しているほどで、EU内部の亀裂が明確になった内相会議だったと言えるでしょう。
EU 難民受け入れ制度の改革で“分断”露呈
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180606/k10011466241000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_020
EU=ヨーロッパ連合は加盟国から不満が出ている現在の難民受け入れ制度の改革に向けて協議しましたが、意見が対立して結論を出せず、難民政策をめぐる分断が改めて露呈しました。
イタリア新首相 難民政策やロシアへの制裁の見直し求める方針
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180606/k10011466321000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012
イタリアで今月就任したコンテ首相が所信表明演説で、EU=ヨーロッパ連合の難民政策やロシアへの制裁の見直しを求めていく方針を示し、結束が問われるEUにとって新たな懸念材料になっています。
難民問題を話し合ったEU内相会議がバラバラです(以下意訳)
ドイツ「難民受け入れの配分を守りましょう! EU連帯!」
東欧諸国「やんないよ」
イタリア「イタリア人の住まいや仕事がねえっての。会議? 行かねえよ」
オーストリア「その連帯ってのは不正移民の防止に向けようぜ」 pic.twitter.com/VyGQdpR5qJ
— 雨雲 (@N74580626) 2018年6月5日
伊右派連立政権が発足。今月のEU難民問題担当閣僚会合に連立政権は閣僚を派遣しないとし、EU共通政策に反して受入れ要件を厳格化して難民を送還すると表明。ECBの伊国債買入れ額も少ないとクレーム。この政権はいずれまた問題を起こすだろうからユーロはショート気味がお奨め。
— Cafe_Forex(テムズ川の流れ) (@UponTheThames) 2018年6月5日
イタリアの肩を持つわけでもないがイタリアはかわいそうな面もある。今回の混乱の一因にEU難民政策があるのは明らか。ドイツが無理やり他の主権国家に難民を割り当て、さらには難民がEU域内で最初に上陸した国が一義的に彼らをケアすべしと押し付ける無責任さに憤慨しない国民はいない。
— Cafe_Forex(テムズ川の流れ) (@UponTheThames) 2018年5月30日
ひとつの選択肢ではありますね(´ー`)
「イタリア新首相、難民政策やロシア制裁の見直し求める」 https://t.co/XtaeSvSo8G
「ユーロ圏で最大規模の公的債務を「緊縮策ではなく富を増やす事で減らしたい」と歳出拡大で経済規模も拡大し債務を相対的に小さくする方針」「EUの難民政策は失敗と批判」— matrix (@matrix____) 2018年6月6日
メルケル政権が弱体化して以降、ドイツの横暴に公然と抵抗する国が増えているね。難民受け入れの話がさらに拗れれば、EUの分裂もさらに深刻化しそうw
— ボース (@bose_economy) 2018年6月5日
EUの難民騒動を見て日本の一般国民は「移民なんて受け入れたら大混乱になる」と思うのだが、グローバル企業は違う。「安い労働力を得られるドイツ企業が羨ましい、EUに習え」と考える。#移民受入 #安倍晋三が日本にトドメを刺す pic.twitter.com/dhakT99bVF
— ソクラテス太郎 (@nomorepropagand) 2018年6月5日
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