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福島県の小児甲状腺がん、「被ばくと関連なし」で県の検討委員会が了承 2巡目の検査で71人 通常は100万人に1人程度


福島原発事故後の検査で発見された福島県の小児甲状腺がんについて、「被ばくとの関連は認められない」とする専門家部会の見解が県の検討委員会で大筋で了承となりました。

NHKによると、7月8日に行われた県の検討委員会で専門家の部会は「2巡目の検査で発見された甲状腺がんと被ばくとの関連は認められない」とする見解をまとめ、この報告が賛成多数で認められたとのことです。
根拠として検討委員会は、推計した被ばく線量とがんの発見率との関係が認められないことや、年齢が高いほど発見率が高くなっていることなどを挙げています。

平成26年から行われている2巡目の検査は約27万人が受診し、そのうちの71人が」がんや」その疑いと診断されました。小児甲状腺がんは通常時だと100万人に1人程度の稀な病気だと言われ、過去の原発事故だと被害を把握するための参考値として活用されています。

1巡目の検査を含めると小児甲状腺がんの疑いは200人を超えていますが、それに関しても県は被ばくとの関連性は認めていません。

ただ、被曝量と小児甲状腺がんの発症率には何処までの差があるのか不透明で、セシウム以外の放射性物質をあまり検査していなかった上に、低線量被曝の影響も指摘されていることを考えると、安易に関係無しと判断するのは非常に危険だと言えるでしょう。

 

福島 子どもの甲状腺がん「被ばくと関連なし」検討委が了承
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190708/k10011986821000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_025

福島県が、原発事故当時18歳以下だった子どもたちを対象に行っている甲状腺検査で、2巡目の検査の結果、甲状腺がんやその疑いとされた71人について「被ばくとの関連は認められない」とする専門家部会の見解が県の検討委員会で大筋で了承されました。

 

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