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ハイパーカミオカンデの建設計画が始動、文部科学省が概算要求 !総額は約670億円 世界トップの素粒子観測施設


文部科学省が来年度予算の概算要求に次世代の観測施設「ハイパーカミオカンデ」を建設するための費用を盛り込みました。

文部科学省は現在の「スーパーカミオカンデ」の後継機として、「ハイパーカミオカンデ」の建設を検討しており、岐阜県飛騨市に建設する方向で案をまとめたと報じられています。
建設費の総額は670億円余りと見積もられ、岐阜県飛騨市の地下650メートルに直径70メートル、深さ60メートルの巨大な水槽を建設し、高感度の検出器で宇宙から来る素粒子を観測する予定です。

「カミオカンデ」は「宇宙ニュートリノ」の観測に世界で初めて成功した施設で、「ニュートリノ振動」と呼ばれる現象を初めて捉えた施設として、2度に渡ってノーベル賞を受賞しています。
この素粒子の仕組みを解明することができれば、宇宙や世界の成り立ちを紐解く鍵になり、新しい素粒子を使ったエネルギー開発などにも繋がると期待されているところです。

ただ、予算の増加から政府は東大などにも費用分担を要請するとして、現在も関係機関などと調整作業を続けています。
*ハイパーカミオカンデの本格稼働は2020年代後半を予定

↓スーパーカミオカンデの内部

 

「ハイパーカミオカンデ」建設へ概算要求 文部科学省
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190821/k10012042791000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

文部科学省は、ノーベル賞につながる成果をあげた素粒子観測施設「スーパーカミオカンデ」の後継となる、次世代の施設「ハイパーカミオカンデ」を新たに岐阜県に建設する方針を固め、来年度予算の概算要求に、検出器の開発費など十数億円を盛り込むことを決めました。

 

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