*海外報道
アフガニスタンの東部でNGO団体「ペシャワール会」の現地代表である中村哲さんが銃撃された事件で、襲撃犯たちが中村さんを執拗に攻撃していたことが分かりました。
報道記事によると、地元住民の証言から襲撃犯は7人ほどのグループで動き、中村さんが乗っている車が接近すると、白い車で道を塞いだ上で銃撃を行ったとのことです。
そして、最初の銃撃後に襲撃犯らは車を降りて、「日本人がまだ生きている」などと叫んで、中村さんの胸付近に3発の銃弾を撃ち込んだと報じられています。
偶発的なテロ攻撃や強盗事件の類ではないと見られ、政治的な目的があって意図的に中村さんを殺害した可能性が高いです。
アフガニスタンでは政府軍と反政府軍の戦いが続いている状態で、イスラム国のような第三勢力も入り込んで不安定な情勢となっています。中村さんの活動はタリバンと政府の双方から評価されており、何十年も前から手厚い歓迎やサポートを受けていました。
そのため現地人の犯行とは考え難く、イスラム国のような外部の勢力が何らかの理由で殺害を狙ったと思われます。
アフガニスタンの市民らは追悼集会で「あなたを守ることができず、申し訳ありません」とのメッセージを捧げ、中村さんに感謝の言葉を伝えていました。
「日本人まだ生きてる」襲撃犯叫んだ後、中村医師に3発
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191205-00000068-asahi-soci
アフガニスタン東部ジャララバードで4日、人道支援に取り組んできたNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表で、医師の中村哲(てつ)さん(73)が銃撃され、殺害された事件で、襲撃犯らが「日本人がまだ生きている」と叫んで中村さんを重点的に撃っていたことが、目撃者の証言で分かった。現地で有名な中村さんを殺して他の支援団体も萎縮させ、現地政府に打撃を与える狙いだった可能性がある。
【速報】医師の中村哲さんがアフガニスタン東部で銃撃を受け死亡した事件で、安倍総理がコメントしました。 pic.twitter.com/ieXU7ENKv8
— TBS NEWS (@tbs_news) 2019年12月4日
アフガニスタンで殺害された中村哲さん。あれほど現地で長年に渡って信頼されている人でさえ、こんな形で殺害されるとは……。亡くなったアフガン人の運転手や護衛の人達6人全員を追悼したい。日本では「日本人の死」ばかりが報道されるが、中村さんと共に活動した地元のアフガン人達のことも忘れずに
— WATAI Takeharu 綿井健陽 (@wataitakeharu) 2019年12月4日
中村哲さんたちによって、アフガニスタンのガンベリ砂漠は、いまでは全長約25キロメートルの用水路として、1万6,500ヘクタールの緑の大地に生まれ変わった。これによって65万人もの難民たちが用水路の流域に帰農し、定住するようになった。想像を絶する途方も無い努力があった。 pic.twitter.com/xrXCY6NNPa
— 😇 (@aki21st) 2019年12月4日
アフガニスタン東部ナンガルハル州で医師の中村哲さんが銃撃され、死亡したことを受け、AP通信は生前のインタビュー映像を配信しました。https://t.co/t4kzSVwpSg pic.twitter.com/mQyy0pz0xc
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) 2019年12月4日
中村哲さんは、アフガニスタンの復興に尽力しただけではない。多くの人が、絶望しか見いだせなかった場所にも、希望の種子が宿っていることを証明してくれたのだ。彼は亡くなった。しかし、彼の仕事と彼の警鐘は、より強く私たちに訴えている。彼の死を悼みつつ、その無音の「声」に耳を傾けたい。
— 若松英輔 (@yomutokaku) 2019年12月4日
私の宝物です。中村哲さんの、命がけの仕事の、詳細がここにあります。アフガンは、2000年頃から、深刻な干ばつに苦しんでいました。大きな意味では地球温暖化です。これからの地球を考えるための、大切な、分析と実績と計画を、共有してください。 pic.twitter.com/8sX9atHSq2
— 加藤登紀子 (@TokikoKato) 2019年12月4日
中村哲さん、アフガニスタン人の元同僚が、facebookのプロフィール写真を変えて、日本語で申し訳ありませんと書いている。私の所属するNGOのアフガニスタン事業の現地パートナーは皆、訃報を聞いて泣いているそうだ。悲しすぎる。私の知るアフガニスタンの人は、心から中村先生を尊敬していた。 pic.twitter.com/W0D8jYr3Xo
— 大村真理子@カンボジア/一時帰国中 (@omura_marike) 2019年12月4日
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。アフガニスタン情勢。ジャララバードで支援活動を続けるペシャワール会の中村哲さんが武装集団によって殺害される事件が発生。東部地域はイスラム組織タリバーンや過激派イスラム国、さらに過激派の指揮系統から外れた部族や地域の枠で動く武装集団も暗躍。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) 2019年12月5日
江戸時代の土木技術の知恵を使って、時に米軍ヘリの機銃掃射を浴びながら、堰を作り、灌漑用水を引き、60万人を救った中村哲医師。
「これは医療活動なんです」
中村哲さんがアフガニスタンで成し遂げたことを綴ったドキュメンタリ。
観て泣かない人はいないだろう。https://t.co/lAjqHsFRkv
— James F. (@gamayauber01) 2019年12月5日

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