12月9日が臨時国会の最終日となりますが、最大野党の立憲民主党は内閣不信任案の提出を見送ると発表しました。
当初は統一会派の国民民主党の玉木雄一郎代表らが提出に前向きなコメントを出していましたが、本日に立憲民主党の安住国会対策委員長は記者会見で、「異例のことに対応してもらうことになった大島・衆議院議長には感謝したい。また閉会中に内閣委員会の理事会でも事実上の質疑をすることになり、条件は満たされたので内閣不信任決議案は提出しない」と述べ、内閣不信任案の提出はしないと言及。
自民党側は野党の一部要求を受け入れる形で、閉会中の内閣委員会で「桜を見る会」について政府説明を行う方向で調整していると明らかにしていました。この自民党の動きを立憲民主党が評価した形で、閉会中の説明会でも引き続き「桜を見る会」の問題を追及するとしています。
ただ、野党の最大の武器である内閣不信任案の提出が無かったことで「弱腰」との批判も見られ、立憲民主党への不信感を示すコメントもネット上では多かったです。
立憲民主党の安住国会対策委員長は自民党の森山国会対策委員長と国会の閉会中も「桜を見る会」について政府から説明を受ける機会を設けることなどで合意し、安倍内閣に対する不信任決議案の提出を見送る考えを示しました。
本日12/9(月)9時に、野党共同で、40日間の会期延長を衆議院議長に申し入れました。 pic.twitter.com/qoGaYIAZo1
— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) December 9, 2019
本日12/9(月)13:15~安住国対委員長が自民党の森山国対委員長と会談を行い、与野党が合意しました。
ぶら下がり要旨①
安住委員長
先ほど、自民党の森山国会対策委員長と以下の点について合意しました。
1、我が方が出しておりました会期延長の申し出につきましては、大変異例ではありますが、 pic.twitter.com/cIFgLdJrMs— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) December 9, 2019
②
本会議に上程し、議長の報告をもらうということになりました。議長の側から、議院運営委員会での議論と討論の結果について報告をしていただくということであります。慣例上は異例のことではありますが、こうした対応をしていただいた議長には大変感謝を申し上げたいと思っております。 pic.twitter.com/T3z3XQNDOx— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) December 9, 2019
③
第2点目でございますけれども、正式に私と森山委員長で合意をしましたのは、閉会後、内閣委員会で理事会を開き、理事会では、総理主催の桜を見る会の公文書管理の問題などに対してあらかじめ質問書を提出し、その報告を事務方から受けるものとするという合意をいたしました。— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) December 9, 2019
③
これをもって、閉会中に事実上の質疑をしたいと思っております。質問についてはこちらの方でまず用意をして、これを委員会の理事会に投げて、これに対して口頭で内閣官房や関係者から答弁をいただくという形になりますので、実質的に中身のある委員会であるというふうに思っております。— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) December 9, 2019

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