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アメリカ政府がアフガンの資料隠蔽、高官らが失敗を認識しながら戦争継続!証言記録を報道!アフガニスタン・ペーパーズ


ワシントン・ポスト紙が世界的なスクープ記事を掲載しました。

2001年の同時多発テロ事件からアメリカが本格的な軍事介入を開始したアフガニスタンで、軍事的な作戦や復興支援の失敗をアメリカ政府高官らが認識しながら、それを国民に隠蔽していたとする記録の存在が発覚。

ワシントン・ポスト紙によると、この記録はアメリカ政府の特別監察官室が政府高官や軍の幹部らに聞き取り調査を行った時の証言資料で、その量は2000ページもあるとのことです。

実際にアフガニスタンで現地部隊の顧問を務めたボブ・クローリー氏は「真実が歓迎されることはほとんど無かった。統計調査は自分たちが正しいことを補強するために使用された。われわれは自分たちがやっていることを続けることだけが目的になっていた」と証言し、アフガニスタンで行われた行為の真実は隠蔽されていたと指摘。
他にも複数の政府高官が「日常的に情報隠蔽があった」「戦争の目的が達成できていなかった」などと語っていました。

一方で、アメリカ国防総省のホフマン報道官は「特別監察官室が行った聞き取り調査は、公開されることを意図して行われたものだ」とコメントしており、いずれ公開される予定の資料だったと反論しています。
ワシントン・ポスト紙が報道するような隠蔽ではないとして、今後も出来る限りの情報公開に務めるとしていました。

一連の資料は「アフガニスタン・ペーパーズ」と命名され、世界中のメディアがアメリカの大スキャンダルとして報道しています。同時多発テロ事件から始まったアフガニスタン戦争の裏事情、その後の成果誇張を示す重要な資料だと言え、これから世界で資料の詳細な解析が始まることになりそうです。

 

AT WAR WITH THE TRUTH
https://www.washingtonpost.com/graphics/2019/investigations/afghanistan-papers/afghanistan-war-confidential-documents/

アフガン文書公表 “失敗を隠蔽” 実態解明求める声強まる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191214/k10012215231000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

アメリカの有力紙が、アフガニスタンでの軍事作戦や復興支援をめぐり、アメリカ政府高官らが失敗を認識しながら、国民に隠蔽していたとする内部文書を公表したことを受け、議会は文書をまとめた特別監察官に証言を要求するなど、実態の解明を求める声が強まっています。

 

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