横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の実態を暴露した専門家の岩田健太郎さんが現場から追い出された件で、橋本岳(はしもとがく)厚生労働副大臣が追い出したことが分かりました。
橋本副大臣は自身のツイッターで専門家の岩田さんについて、「お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました」とコメントし、用件に関する明確な回答が無かったことから退去をお願いしたと言及。
岩田さんが船内に入ったことは現場責任者である副大臣が承知していないとして、「私の預かり知らぬところで、ある医師が検疫中の船内に立ち入られるという事案がありました」とも語っていました。
既に岩田さんの告発動画は半日で60万回以上も再生されており、この動画の反響を受けて、副大臣が自ら弁明のコメントを投稿したのだと思われます。
ただ、橋本副大臣の話だと、岩田さんは明確な用件を説明しなかったとありますが、岩田さんの話では厚生労働省側から災害派遣医療チーム(DMAT)として船内活動を求められたとしていました。
その経緯を考えると、厚生労働省の現場職員が岩田さんを応援として受け入れてもらうために、何とか臨時対応で変則的な受け入れをしたと考えられ、それを見つけた橋本副大臣が激怒して追い出したというのが真実の可能性が高そうです。
なお昨日、私の預かり知らぬところで、ある医師が検疫中の船内に立ち入られるという事案がありました。事後に拝見したご本人の動画によると、ご本人の希望によりあちこち頼ったあげくに厚生労働省の者が適当な理由をつけて許したとの由ですが、現場責任者としての私は承知しておりませんでした。
— はしもとがく(橋本岳) (@ga9_h) 2020年2月19日
お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました。多少表情は冷たかったかもしれません。専門家ともあろう方が、そのようなルートで検疫中の船舶に侵入されるというのは、正直驚きを禁じ得ません。
— はしもとがく(橋本岳) (@ga9_h) 2020年2月19日
ただの感染症蔓延地域ではないのです。本件は厚生労働省本省に伝え、なぜこのような事案が発生したか確認を求めています。
— はしもとがく(橋本岳) (@ga9_h) 2020年2月19日
現在厚生労働省は、閉鎖船内における新しいウイルスによる感染症の発生という事態の中で、多くの専門家のお力を船舶内外からいただき、臨船検疫を行っています。ただ実際に職員の感染が判明してしまった状況の中で、完全なコントロールができていると申し上げることはできません。
— はしもとがく(橋本岳) (@ga9_h) 2020年2月19日
限られた空間、限られた人員資源の中で、しかし今なお臨船検疫中の乗客や乗員の方々、あるいは多数の地域や医療機関や組織のご協力により、改善を重ねながら一人でも多くの方の感染を防ぎ、また感染や発症した方を病院に搬送する業務を続けています。
— はしもとがく(橋本岳) (@ga9_h) 2020年2月19日
ご協力いただける多くの方に感謝の気持ちを持ちつつ、厚生労働省としては、引き続き全力を尽くします。
— はしもとがく(橋本岳) (@ga9_h) 2020年2月19日
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https://johosokuhou.com/2020/02/19/25856/

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