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アメリカCDC「新型コロナウイルスのパンデミックが近づいている」トランプ大統領「米国民へのリスクは低い」


アメリカのCDC(疾病予防センター)は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が秒読みの段階に突入したと発表しました。

2月25日の記者会見でアメリカCDCの担当者は「パンデミックが始まるか否かの議論ではない。いつ始まるのか、アメリカで何人が感染するのか、何人が重症化するのかといった問題になってくる」と述べ、もはやパンデミックはほぼ不可避な状況になっていると言及。
中国以外での感染増加が顕著だとして、現在ペースだと世界中の国で新型コロナウイルスの流行が始まることになると警鐘を鳴らしていました。

一方で、2月27日にトランプ大統領も新型コロナウイルスに関する記者会見を開き、その中で「われわれの取り組みが奏功し、米国民へのリスクは依然非常に低い」「感染のリスクがある人を隔離している。ワクチン開発を急いでおり、開発のプロセスは順調だ」と発言し、アメリカ政府の対応は問題ないと強調していました。

大統領選挙が控えているトランプ大統領としては、国民の不安を取り除くことで支持率アップに繋げようと考えているようですが、専門機関であるCDCの発表とはかなり乖離があるように見え、アメリカ国内でも賛否両論となっているところです。

 

トランプ大統領、新型ウイルス「米国民へのリスクは依然非常に低い」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-26/Q6BRL8T0G1L301

トランプ大統領は新型ウイルスの市中感染について、「不可避ではないと思う。どんな事態が起ころうとわれわれは十分に備えている」と発言した。米疾病対策センター(CDC)の当局者は25日、感染拡大は時間の問題だと警告していた。
大統領はまた、「われわれは感染者と、感染のリスクがある人を隔離している。ワクチン開発を急いでおり、開発のプロセスは順調だ」とも語った。

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