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永寿総合病院の感染者にアビガン投与、効果はほぼ無しと報告!臨床試験ではPCR陰転化も 効果は限定的か


インフルエンザ用の治療薬「アビガン」が台東区の永寿総合病院の感染者にも投与されていることが分かりました。

これは朝日新聞が関係者の話として報道した情報で、病院側はアビガンの投与について、「懸命な治療にもかかわらず救命できなかった方もいる」とコメント。
大きな効果は見られなかったとして、基礎疾患を持っているような患者だとアビガンの効果を感じる前に救命が手遅れになってしまうと報告されています。

アビガンの効果は環境や人によって大きな差があるようで、品川病院の臨床試験では投与した男性患者から新型コロナウイルスの反応が消えたとの発表もありました。

品川病院のパターンだと、投与したのは3月21日に陽性反応が確認された39歳男性で、アビガンを投与してから2~3日目には症状が一気に改善したとまとめられています。この方は30代と比較的若い年代だったことから、アビガンの効果が早い段階で明確に出た可能性がありそうです。

永寿総合病院は基礎疾患持ちの高齢者も多いと報道されているため、アビガンを投与しても回復が間に合わず、そのまま亡くなってしまったと考えられます。本人の免疫力や回復能力も重要になりそうで、今回の報告からもアビガンは確実に新型コロナウイルスを治せるような万能薬では無いと言えるかもしれません。

 

ファビピラビル(アビガン®)投与により速やかな症状改善とPCR 陰転化を認めた COVID-19 肺炎
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200409_1.pdf

永寿総合病院「収束へ懸命に努力」 集団感染に院長談話
https://www.asahi.com/articles/ASN4B3SQNN4BUTIL00R.html

 新型コロナウイルスの集団感染が起きている永寿総合病院(東京都台東区)が9日夜、湯浅祐二院長名の談話を発表した。これまでに入院患者94人、職員69人に感染が波及し、20人が死亡したとし、「多くの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけし、大変申し訳なく思っております」としている。

病院のホームページに掲載した。同院はこれまで会見などをしていない。

経緯については、3月20日前後に一つの病棟で多数の患者、看護師が発熱した、と説明。その後の検査で、新型コロナの陽性が確認され、全患者、全職員を検査した。

治療薬として期待される抗インフルエンザ薬「アビガン」などの投与も行っているが、基礎疾患のある患者などで進行の早い例が多く、「懸命な治療にもかかわらず救命できなかった方もいる」という。

 


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