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抗寄生虫薬「イベルメクチン」が新型コロナを抑制か?死亡率激減と報告 国産ワクチンの開発で臨床試験も 

抗寄生虫薬の「イベルメクチン」が新型コロナウイルスに強い効果を発揮したとの報告書が発表されました。
これはアメリカの研究チームがまとめた調査報告から判明した情報です。

複数の医療機関が参加する形でイベルメクチンの投与テストをしたところ、投与群と非投与群(704例)での致死率は1.4%と8.5%となり、数倍の差が見られたとまとめられています。
イベルメクチンはノーベル医学生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が発見した物質を基に作られた物で、主に寄生虫の感染症などを防ぐために使われていました。

ただ、イベルワクチンの調査報告は数が少なく、効果を確認するために引き続き臨床試験が必要になりそうです。

新型コロナウイルスを巡ってはインフルエンザ治療薬のアビガンも効果があると言われていますが、こちらは副作用もあることから、服用のリスクが指摘されています。アビガンよりも副作用が少ないことから、イベルメクチンに新型コロナウイルスを抑制する効果があるとすれば非常に大きいと言えるでしょう。

一方で、国内のワクチン開発も進み出しており、国立感染症研究所と塩野義製薬、UMNファーマが共同開発を発表し、年内にも国産ワクチンの臨床試験を行うとしています。将来的には1000万人規模のワクチン提供を目指すとして、ワクチン開発と生産準備も加速しているところです。
*注意:現時点で効果が確定したワクチンはゼロ件

 

Usefulness of Ivermectin in COVID-19 Illness
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3580524

設計:2020年1月1日から2020年3月31日の間にCOVID-19と診断された患者に関する前向きに収集されたデータを使用した、国際的な多施設観察傾向スコア対応症例対照研究。

設定:国際的な複数機関による匿名化された医療成果データベース。

参加者:SARS-CoV-2感染を確認する陽性の検査所見の存在によって決定された、COVID-19と診断された入院患者。

暴露:イベルメクチンなしで薬物療法を受けているCOVID-19患者と比較して、1回投与されたイベルメクチン(150mcg / Kg)。

主な結果:主な結果は、イベルメクチン投与とCOVID-19の生存との関連を評価することでした。

結果:コホート(イベルメクチン治療704例および対照704例を含む)は、COVID-19疾患のある3つの大陸の169の病院から得られました。患者は、年齢、性別、人種または民族、併存症、および疾患重症度スコア(qSOFA)について一致させられました。機械的換気を必要とする患者のうち、イベルメクチン群で死亡した患者は少なく(7.3%対21.3%)、イベルメクチンの方が全体の死亡率は低かった(1.4%対8.5%、HR 0.20 CI 95%0.11-0.37、p <0.0001)。

結論と関連性:入院患者のCOVID-19疾患中のイベルメクチンの投与は、死亡率と入院期間の低下に関連しています。これらの調査結果は、無作為化比較試験での確認が必要です。

抗寄生虫薬「イベルメクチン」新型コロナに効果か 米で報告 大村智さん発見の細菌由来
https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/030/201000c

 新型コロナウイルス感染症の治療薬を巡り、抗寄生虫薬の「イベルメクチン」に死亡率を下げる効果があるとする報告を、米国のチームがまとめた。イベルメクチンを使った患者の死亡率は、使わなかった患者と比べて約6分の1にまで抑えられたという。

 

 

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