*菅義偉首相
9月25日夜に中国の習近平国家主席と菅義偉首相が初めて電話会談を行いました。
NHKの記事によると、この電話会談は日本側からの申し出で実現し、日中関係は首脳間を含めた意思疎通が重要だと伝え、両国が引き続き緊密に連携していくことで一致したとのことです。
この中で習主席は菅首相の総理大臣就任に祝意を伝え、日本との関係発展に前向きな意見を伝えたと報じられています。
そして、菅首相も「日中の安定した関係は両国のみならず、地域と国際社会の平和と繁栄に不可欠であり、ともに責任を果たしたい」と返答し、引き続き日中関係を発展させることで方向性がまとまりました。
既に日中韓FTA(自由貿易協定)やRCEP(東アジア地域包括的経済連携)の早期締結に向けて動き出していることから、菅政権になっても中国との親密路線は引き継がれると思われます。
一方で、同日に合わせて日本政府は全世界を対象にした入国制限措置の緩和を発表しました。
政府は25日午後の新型コロナウイルス対策本部の中で、条件付きの入国制限緩和を認める方向で意見がまとまり、留学生を中心に医療や教育の関係者らも入国を認めると表明。
入国人数の制限や2週間の待機措置を条件にして、早ければ来月中に入国規制を大幅に緩和するとしています。
菅総理大臣は、25日夜、中国の習近平国家主席と就任後初めて電話会談を行い、首脳間を含めた意思疎通が重要だと指摘し、緊密に連携していくことで一致しました。
一方、中国が「香港国家安全維持法」を施行したことを念頭に、地域や国際社会の関心が高い課題についても議論していきたいと伝えました。
新型コロナウイルスの水際対策をめぐり、政府は、菅内閣の発足後、初めて開いた対策本部で、来月から原則、全世界を対象に入国制限措置を緩和し、中長期の在留資格を持つ外国人には、日本への新規の入国を順次、認める方針を決定しました。

いいね!しよう