*厚生労働省
新型コロナウイルスの感染者数が急増している影響で、各地の病床使用率が再び急上昇しています。
厚生労働省によると、東京都と大阪府、兵庫県、北海道、高知県の5都道府県で「最大で確保できる病床使用率」が5割を超えており、分科会の最高基準であるステージ4に到達したとのことです。
他にも20県でステージ3の指標に到達している状態で、病床使用率が日本全体で40%ほどに高まっています。
既に使える病床に限定した使用率だと、大阪府は132%、東京都も78.1%(出典:新型コロナウイルス対策ダッシュボード)に跳ね上がり、100%に迫る場所が多数見られました。
現在のペースで感染者数が増え続けた場合、年明けにも全国規模の医療崩壊が起きるとも言われているほどで、もう医療機関の受け入れ能力は限界寸前になっています。
新型コロナウイルス感染症患者の療養状況、病床数等に関する調査結果(12月9日0時時点)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000704808.pdf
新型コロナウイルス対策ダッシュボード
https://www.stopcovid19.jp/
新型コロナ 病床ひっ迫「ステージ4」5都道府県で指標超える
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201212/k10012760081000.html
厚生労働省によりますと「最大で確保できる病床の使用率」は、12月8日時点の全国の平均が32.7%でした。
1週間で2.6ポイント上昇しています。都道府県別では▽兵庫県が68.9%で最も高く次いで▽北海道が55.1%、▽高知県が53.5%といずれもステージ4の指標の50%を超えました。
また、※重症患者に限った病床の使用率は、▽大阪府が57.9%、▽東京都が55%で同様にステージ4の指標を上回っています。

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