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新型コロナウイルスの重症者、13%で血栓症を確認!脳梗塞などが多発 免疫暴走から炎症が拡大 血栓で症状が長引くケースも


*報告書
日本国内の大規模な調査で、初めて新型コロナウイルスの重症患者が血栓症になる率が高いことが確認されました。
これは日本血栓止血学会や厚生労働省の調査チームが発表したもので、2020年8月までの入院患者のデータを解析したものです。

その結果、血栓症を発症したのは全体の1.85%にあたる105人で、重症患者に限定すると13.2%に跳ね上がったと報告されています。
血栓症の分類は足などに血栓ができる「深部静脈血栓症」が41人、肺の血管が詰まる「肺血栓塞栓症」が29人、脳梗塞が22人、心筋梗塞が7人。

新型コロナウイルスの症状が収まった後に血栓症を発症したケースもあり、新型コロナウイルスで全身の免疫系統などが暴走し、炎症を引き起こす物質が大量に出るなどして、血栓症の発症率が上昇していると分析されています。
この調査は6082例の感染者を対象としており、109の病院が協力しました。

海外では春の段階で多数の報告がありましたが、日本においても新型コロナウイルスと血栓症の関係が大規模な調査で確認されたのは大きいと言え、新型コロナウイルスが単なる病気と違って、全身のあらゆる細胞に悪影響を及ぼすことが示された形です。
対処法として血液を固めないようにする必要があり、新型コロナウイルスの重症患者に関しては全ての医療機関が警戒する必要がありそうです。

↓血栓が確認された人の分類

 

COVID-19 関連⾎栓症アンケート調査結果報告
http://www.jsth.org/wordpress/wp-content/uploads/2020/12/COVID-19

新型コロナ 重症患者の13%で脳梗塞などの「血栓症」発症
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201219/k10012772621000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002

新型コロナウイルスに感染した重症患者のうち、およそ13%が、血の塊が血管に詰まる脳梗塞などの「血栓症」を発症したという調査結果を、日本血栓止血学会などの調査チームがまとめました。
チームの専門家は「発症率は高く、すべての重症患者に対し血が固まるのを防ぐ治療が必要だ」と指摘しています。

Thromboembolic complications of COVID-19
https://link.springer.com/article/10.1007/s10140-020-01868-0?fbclid=IwAR2ZcVYUib6ZBbeEbNwyHp2M-2XBaeVsDZvYgMt-0MxaKzhXYlghkmNL_u4

 


 

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