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進化する新型コロナウイルス、変異種の危険性は?感染力約70%増&若者にも感染報告 南アフリカやナイジェリアでも新たな変異種


*NEWS
今月にイギリス当局が発表した新型コロナウイルスの変異種、その能力が徐々に分かってきました。

既存の新型コロナウイルスと比べて特徴的なのがスパイク部分の変化で、人間の細胞に結合しやすい性質を持っていることから、感染力が50~70%ほど跳ね上がっています。

イギリスの首都ロンドンにおいて、新規感染者数の半数以上が新型コロナウイルスの変異種となっているほどで、その影響力は従来の新型コロナウイルスとは段違いです。
単純に感染力が70%増えたわけではなく、若者の発症事例が多数見られ、免疫が強い方でも油断が出来ないのが特徴の1つとなっています。

ハンコック保健相(イギリス)は新たな脅威だとしてイギリス全土に警戒を呼び掛け、同時に新型コロナウイルスの遺伝子解析も強化すると表明。
イギリスでは続々と遺伝子レベルでの感染者調査が行われており、イギリスでの変異種以外にも南アフリカなどから流入してきた別の変異種の存在が発覚しています。

更にはアフリカ疾病管理予防センター(CDC)は24日に「新たな変異種がナイジェリアで見つかった」と発表し、ナイジェリアの調査規模を拡大すると明らかにしました。

EU(欧州連合)の調査機関が「ワクチンや治療薬に大きな影響を与えない」として、変異種にもワクチンは効果的だとアピールしていますが、このペースで変異種が続々と出現した場合、悪い方向に強化された変異種が出てくる可能性も十分に考えられます。
いわゆる致死率や重症化率に大きな影響を与えるような変異種の存在も否定できず、新型コロナウイルスの変異種は引き続き警戒が必要です。

 

ナイジェリアで第3の変異種 デンマークでは市中感染も―新型コロナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020122500186&g=cov

【ロンドン時事】アフリカ疾病管理予防センター(CDC)は24日、英国と南アフリカでこれまで確認された新型コロナウイルスの変異種とは異なる、新たな変異種がナイジェリアで見つかったと発表した。ナイジェリアでは新規感染者数が増加しているが、関連は不明だという。一方、デンマークでは英国型の変異種が33例確認され、市中感染が懸念されている。

イギリス、南アで見つかった変異種の感染者2人を確認
https://www.bbc.com/japanese/55433557

イギリスのマット・ハンコック保健相は23日、南アフリカで発見された新型コロナウイルスの変異種に感染した2人を確認したと述べた。イギリスで発見された変異種と似ているが、異なる進化を遂げたものだという。
ロンドンとイングランド北西部出身の感染者は共に、南アフリカに渡航した人々と接触していた。南アフリカでは新型ウイルスの変異種が発見されている。
現在、南アフリカへの渡航は規制されている。また、過去2週間内に同国に渡航した人と渡航者と接触した人は、直ちに自己隔離するよう求められている。

 

 

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