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福島第一原発で最大4京ベクレル 2~3号機の格納容器上部で猛烈な高線量 事故から10年経過も減らず 原子力規制委


*東京電力
1月26日に原子力規制委員会が福島第一原発に関する中間報告書をまとめ、その中で原子炉建屋の上部付近にも大量の放射性物質が確認されたと明らかにしました。

大量の放射性物質が発見されたのは2号機と3号機の原子炉がある格納容器と建屋の最上階部分です。
核燃料が収容されている原子炉格納容器はフラスコ状となっていますが、その最上部に位置している蓋(ふた)から約2京~4京ベクレル(京は兆の1万倍)の放射性セシウムが検出されました。
3号機の蓋は約3京ベクレルで、放射線量は毎時10シーベルト前後となっています。

人間が接近すると1時間以内に死ぬほどの強さであり、予想以上に高い線量が今になって確認されたことに原子力規制委員会のメンバーからも驚きの声が飛び交っていました。

今まで原子力規制委員会や東京電力は「溶け落ちた核燃料がある地下部分の線量が高い」と認識していましたが、その影響で建屋上部の検査や確認作業は遅れ、事故から10年近い歳月が経過して、このような蓋の汚染に気が付いたと報じられています。
東電の廃炉作業にも大きな影響を与える恐れがあるとして、原子力規制委員会は引き続き放射能汚染の状況を再確認するとしていました。

 

第18回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会
https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/jiko_bunseki01/140000055.html

福島第1原発 2、3号機の格納容器上部で約2~4京ベクレル 原子力規制委調査
https://news.yahoo.co.jp/articles/a54ecf4f4344537f8ece1532b58c07ff14c70b78 

東京電力福島第1原発事故について、原子力規制委員会は26日、2、3号機で丸いフラスコ状の「原子炉格納容器」上部の蓋(ふた)に当たる部分が、極めて高濃度の放射性物質に汚染されていたという調査結果の中間報告書案を明らかにした。格納容器内の底部などにある溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)周辺と同程度の放射線量で、廃炉作業の遅れなど影響が懸念される。

 


 

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