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福島第一原発で原子炉格納容器の水位低下が続く 情報公開に遅れ、長期化なら核燃料露出で大気中に放射性物質放出の恐れ


福島第一原発では今も原子炉格納容器で水位の低下が続いています。

東京電力の発表だと、水位低下が起きているのは1号機と3号機の原子炉格納容器で、核燃料を冷却して放射性物質の放出を防ぐために使っている冷却水の一部が容器から漏れ出ている可能性が高いとされていました。
既に70センチほどの水位が低下していますが、東電は「原子炉への注水は適切に行われていることを確認しており、原子炉格納容器水位低下の要因としては地震による原子炉格納容器損傷部の状況変化も考えられるが、今後もパラメータを注視して監視していく」とコメントし、監視の強化をしながら通常業務の維持に努めるとしています。

福島第一原発では溶け落ちた核燃料の反応を防ぐために毎日大量の冷却水を注入している状態で、この冷却水が壁となって大気中に放射性物質が放出去れることを防いでいました。
今のところは冷却水が残っていることから問題ないと見られていますが、更に水位が低下すると核燃料の部分が露出する恐れがあり、そうなると空気と接触して大気中に大量の放射性物質がバラ撒かれることになるでしょう。

流石に東日本大震災直後のような爆発事故にはならないと思われますが、冷却水の消失によって東日本に大量の放射性物質がバラ撒かれる事実に変化はなく、水位が何処まで維持されているのか注意が必要です。
東電の情報公開にも遅れが見られ、格納容器から気体が漏れて圧力が低下していることも含め、東日本では引き続き警戒をしてください。

 

福島第一原子力発電所の状況について(日報)
https://www.tepco.co.jp/press/report/2021/1577626_8989.html

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・原子炉格納容器水位、温度等のパラメータを監視していたところ、2月18日に1号機の原子炉格納容器水位に低下が見られたことから、他のパラメータを確認したところ、1号機において2月15日以降、3号機において2月17日以降に原子炉格納容器温度計の一部に低下傾向が見られた。このため、2月18日に関連パラメータを評価していたところ、1、3号機ともに原子炉格納容器水位が低下傾向にあると判断。

地震影響 福島第一原発 原子炉の格納容器 水位低下傾向続く
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210223/k10012881251000.html

東京電力は2月13日の地震の福島第一原子力発電所への影響を22日まとめ、原子炉を収めた格納容器の水位の低下傾向が続いているとしました。原子力規制委員会は注水は継続していて安全上の問題は現状ないとしたうえで監視の強化を求めました。
福島第一原発では▼溶け落ちた核燃料を冷却するため注水をしていますが、1号機と3号機の格納容器の水位がいずれも数十センチほど下がり、その後も低下傾向にあるということです。

 

 

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