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福島第一原発の水位低下、経産相が東電に説明を求める!23日も20ミリほど低下 注水量に変化はなし


*福島第一原発
福島第一原発の水位低下がまだ続いています。

東京電力の発表だと、2月23日の時点で1号機と3号機の水位は低下傾向が続き、3号機のPCV水位は22日から20ミリほど低下下とのことです。
原子炉格納容器への注水量に変化はなく、現時点で核燃料の冷却状態は維持できていると見られています。

また、原子炉格納容器の圧力が大きく下がって、今は周囲の大気と同じ程度まで圧力が減ってしまいました。圧力を高めることで東日本大震災時のような水素爆発を防ぐ狙いがありましたが、その圧力がこの数週間で激減したのは特筆するべき点だと言えます。

2月24日の記者会見で梶山弘志経済産業相も「なぜ水位低下が生じたのか、どういう対応をしているから心配がないのかを含めて、しっかりとリスクコミュニケーションして欲しい」とコメントし、原子炉格納容器の水位低下の理由を説明するように強く求めていました。

東電は具体的な言及を避けていますが、2月13日の福島沖地震で原子炉格納容器の破損部分が拡大した可能性が高く、それによって冷却水などがタダ漏れ状態になっているのだと推測されます。

 

福島第一原子力発電所の状況について(日報)
https://www.tepco.co.jp/press/report/2021/1577775_8989.html

・2月19日にお知らせした1、3号機原子炉格納容器内水位について、その後の状況をお知らせします。 [2月23日午前11時現在]1号機:現状の水位は、水位計L3(T.P.+6,264mm)と温度計T2(T.P.+5,964mm)の設置位置の間にある。(原子炉格納容器底部はT.P.+4,744mmである)
3号機:現状の水位は、水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間にある。(原子炉格納容器底部はT.P.+4,044mmである)
※原子炉格納容器内水位(圧力抑制室圧力の水頭圧換算による計算値):T.P.+9,573mm
(2月19日17時時点の計算値:T.P.+9,623mm)
※原子炉への注水は安定して継続実施中
※原子炉圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能および敷地境界モニタリングポスト等に有意な変動なし
なお、過去の注水停止試験において水位低下により格納容器圧力も低下したが、放射性物質の飛散などによる外部への影響がないことを確認している。今後も水位低下が継続した場合、同様な事象が発生するものと思われるが、慎重に監視していく。

福島第1原発の水位低下、東電は国民に分かりやすい説明を=経産相
https://jp.reuters.com/article/fukushima-tepco-idJPKBN2AO06M

[東京 24日 ロイター] – 梶山弘志経済産業相は24日の閣議後会見で、福島第1原子力発電所1、3号機の原子炉格納容器内の水位低下などが起きていることについて、東京電力ホールディングスに対して、近隣住民を含む国民に分かりやすく説明するよう求めた。

 


 

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