新型コロナウイルス、政治、経済、地震、放射能、災害などを中心に様々な情報を提供しているサイトです!

福島原発の処理水に放射性物質、トリチウム以外にも多数の核種報告!IAEAが国際調査団を派遣へ 海洋放出が世界に波紋


*東電
日本政府が福島第一原発の処理水(汚染水)を海洋放出すると決定した問題で、IAEA(国際原子力機関)が調査団の派遣を検討していることが分かりました。

調査団の派遣はIAEAのグロッシ事務局長がNHKのインタビューの中で言及し、様々な国から懸念が出ているとして、複数の国や地域から専門家を加えた国際的な調査団を派遣する可能性があると表明。具体的な日程は調整中だとしていますが、福島第一原発の海洋放出で放射性物質の濃度が基準以下になっているのかどうかを含め、大々的な調査を行うとしています。
日本の周辺国だと中国や韓国、ロシアなどが海洋放出に懸念を表明しており、一部の国から国際裁判所に提訴する動きも出ています。

東京電力が発表している資料などを見てみると、ALPS(多核種除去設備)を使っても汚染水から放射性物質の全てを除去することは出来ておらず、ストロンチウム90などが多数残留していました。
政府はこの汚染水を基準以下まで希釈(薄める)ことで問題ないとしていますが、環境に放出される放射性物質の総量は変わらないわけで、それで本当に大丈夫なのだろうかと疑問の余地があるところです。

他にも問題が多く、福島第一原発の収束作業が終わるまで延々と汚染水を海洋放出することになる点も深刻な問題だと言えます。

 

IAEA 福島第一原発の処理水 安全性検証で国際調査団の派遣検討
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210415/k10012975261000.html?utm_int=all_side_ranking-social_005

IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長がNHKの単独インタビューに応じました。東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける処理水を国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する日本政府の決定に対し周辺国などから懸念が出ていることを受け、様々な国からの専門家を加えた国際的な調査団の派遣を検討していることを明らかにしました。

原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/287910

専門家が危惧しているのは、トリチウムだけがクローズアップされていることだ。大新聞テレビは、汚染水を多核種除去設備「ALPS」で浄化しても、トリチウムだけは除去できないと報じ、原子力ムラは「トリチウムが放出する放射線は弱い」「自然界にも存在する」「通常の原発でも発生し、基準を満たせば海に流している」と、海洋放出は問題ないと訴えている。

しかし、大手メディアはほとんど問題にしていないが、「ALPS」で取り除けないのは、トリチウムだけではないという。トリチウム以外にもヨウ素129、セシウム135、セシウム137など、12の核種は除去できないという。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
\  SNSでみんなに教えよう! /
\  情報速報ドットコムの最新記事が届きます! /
情報速報ドットコムの最新記事が届きます!