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新型コロナウイルスの感染、新たな仕組みを発見とワシントン大学 ACE2受容体を使わなくても人体に侵入 「ウイルスが突然変異」


新型コロナウイルスが人間の細胞に侵入する仕組みを調査したところ、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体を必要としないことが分かりました。

これはアメリカのワシントン大学医学部が発表したもので、今までは新型コロナウイルスが細胞に侵入するためには「アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体が必要」と言われていましたが、新たな変異のお陰でACE2受容体を使わなくても人体に侵入したことが確認されたとのことです。

従来のコロナウイルスはACE2受容体を介して細胞に取り込まれ、2003年に発生したSARS-CoVもACE2受容体を必要としていました。

しかしながら、今回の新型コロナウイルスは何らかの突然変異が起き、ACE2受容体を使わなくても人体に侵入する方法を獲得。
調査を行った学者らは「ウイルスが突然変異し、体に感染する新しい方法を見つける可能性があることを示している」「ヒトの肺細胞という重要な細胞タイプに感染するための代替手段を発見し、さらに、ウイルスが集団で生じることがわかっている突然変異によってこの能力を獲得したことがわかりました」と述べ、新型コロナウイルスの変異が予想以上に進んでいると報告しています。
このまま新型コロナウイルスの変異が続いた場合、世界的に流行する恐れがあるとして、新型コロナウイルスへの警戒強化を呼び掛けていました。

 

Virus that causes COVID-19 can find alternate route to infect cells
https://medicine.wustl.edu/news/virus-that-causes-covid-19-can-find-alternate-route-to-infect-cells/

Early in the COVID-19 pandemic, scientists identified how SARS-CoV-2, the virus that causes COVID-19, gets inside cells to cause infection. All current COVID-19 vaccines and antibody-based therapeutics were designed to disrupt this route into cells, which requires a receptor called ACE2.

Now, researchers at Washington University School of Medicine in St. Louis have found that a single mutation gives SARS-CoV-2 the ability to enter cells through another route – one that does not require ACE2. The ability to use an alternative entry pathway opens up the possibility of evading COVID-19 antibodies or vaccines, but the researchers did not find evidence of such evasion. However, the discovery does show that the virus can change in unexpected ways and find new ways to cause infection. The study is published June 23 in Cell Reports.

コロナウイルスが感染する新たな仕組みが見つかる
https://jp.sputniknews.com/covid-19/202106298499239/

ワシントン大学医学部は、コロナウイルスが細胞に侵入する新たな仕組みを発見したと発表した。それによると、コロナウイルスが体内に侵入するためには、必ずしもアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体を必要としないという。

 

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