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山中伸弥教授「デルタ株は人類が経験した呼吸器疾患のウイルスで、最大の感染力です」


*京都大学
京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授が新型コロナウイルスのデルタ株について、人類が経験したあらゆる呼吸器疾患のウイルスで最大の感染力だとコメントしました。

山中教授は自身のサイトを通して、「デルタ変異は、アルファ変異や従来型のウイルスと比較して、感染力が高く、ワクチン効果が減弱することはほぼ間違いなく、病原性も高い可能性があるとしています」と述べ、デルタ株は従来の新型コロナウイルスと比べて驚異的な能力を持っていると指摘。
アメリカCDCなどの資料を紹介した上で、その感染力が特徴だとして、「私が知る限り、人類が経験した呼吸器疾患のウイルスで、最大の感染力です」と強い言葉でデルタ株の危険性を訴えていました。

数々の研究を行い、世界的な権威であるノーベル賞を受賞した山中教授がここまで厳しい口調で発言するのは珍しく、それ程までにデルタ株は別格の存在であることを示しているのだと思われます。

 

インドから広がったデルタ変異
https://www.covid19-yamanaka.com/cont1/43.html

デルタ変異は、アルファ変異や従来型のウイルスと比較して、感染力が高く、ワクチン効果が減弱することはほぼ間違いなく、病原性も高い可能性があるとしています。家庭内での2次感染の発生頻度を見ると、デルタ変異は、アルファ変異に比べて、約2倍の感染力があることが示唆されています(図2)。世界的に見ても、アジア、オセアニア、北米、アフリカでデルタ変異ウイルスが急拡大しています。日本でも、東京都では7月末のデータで、80%近くがデルタ変異株となっています。アメリカCDCの内部文書によると、1人の感染者が何人に感染させるかという基本再生産数(R0)は、新型コロナウイルスの従来型は2~3程度であったのに対して、デルタ変異は5~9と、水痘並みに高くなっているとしています(図3)。この内部文書はワシントンポストが入手し7月29日に報道しました。アルファ変異は従来型の1.5倍、デルタ変異はアルファ変異の2倍の感染力と推定されていますので、この5~9というR0の推定値は妥当と考えられます。私が知る限り、人類が経験した呼吸器疾患のウイルスで、最大の感染力です。

 

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