新型コロナウイルス、政治、経済、地震、放射能、災害などを中心に様々な情報を提供しているサイトです!

アメリカのバイデン大統領、アフガン政府を猛批判!「自国を守る気が無いアフガン軍を守る必要があるのか」「想定外の速度」


*記者会見
8月16日にアメリカのバイデン大統領が演説を行い、アフガニスタン政府の崩壊とアメリカ軍撤退について説明を行いました。

バイデン大統領は演説の中で何度もアフガニスタンの対応を批判し、「事態は予想外に急展開した。一体何が起きたのか。アフガニスタンの政治指導者たちは諦め、国外に脱出した。アフガニスタン軍も諦め、時に戦うこともしなかった」と述べ、アフガニスタン軍が予想以上の速さで崩壊したと指摘。
国を脱出したアフガニスタン政府指導部や戦わずして降伏したアフガニスタン軍に大きな問題があると語り、アフガニスタンからのアメリカ軍撤退は合理的な判断だったと強調していました。

また、アフガニスタン政府軍が防衛しなかったことに関しても、「アフガン軍が自国を守ることができない、もしくは守る意志がないのであれば、米軍がさらに1年間または5年間駐留しても意味がない」と発言し、アメリカ軍の人命が第一だとコメントしています。

バイデン大統領の記者会見で注目するべきは他国の防衛に言及した場面で、現地政府が自力で防衛を行うことを大前提としたことです。
これは日本にとっても他人事ではなく、あくまでもアメリカ軍は現地政府を支援する側で、防衛の主戦力はその国だということになります。

日米同盟に置き換えるのならば、自衛隊がメインの戦闘部隊で、アメリカはそれを連携支援する形です。
今回のアフガニスタンはかなり特殊な事例ですが、それでもアメリカの方針を大統領が明確に言及したのは大きな意味があると言え、そろそろ日本政府もアメリカ頼みの戦略を見直す必要があるかもしれません。

 

米大統領、駐留米軍撤退を擁護 アフガン政府・軍を非難
https://jp.reuters.com/article/idJPKBN2FH2DF

[ワシントン 16日 ロイター] – バイデン米大統領は16日、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが首都カブールの大統領府を掌握し、同国が混乱に陥ったことを巡り、自身のアフガニスタン駐留米軍の撤退方針を擁護すると同時に、国を脱出したアフガニスタン政府指導部のほか、タリバンと積極的に戦わなかった同国軍を非難した。

バイデン氏、アフガン戦争終結を優先 タリバン攻勢でも
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1502K0V10C21A8000000/

バイデン氏は①米国人の退避支援を目的に米兵5000人をアフガンへ派遣②将来のテロ阻止に向けた能力維持③戦闘停止に向けてアフガン政府支援④タリバンによる米兵への攻撃に即時反撃⑤米国を支援したアフガン人の米国移送手続きを加速――する方針を決め、関係閣僚らに指示した。

アフガン駐留をめぐり「アフガン軍が自国を守ることができない、もしくは守る意志がないのであれば、米軍がさらに1年間または5年間駐留しても意味がない」と指摘した。「ほかの国でも国内紛争が起きているなかで終わりなき米軍駐留は受け入れがたい」としてアフガン撤収を改めて正当化した。

 


 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
\  SNSでみんなに教えよう! /
\  情報速報ドットコムの最新記事が届きます! /
情報速報ドットコムの最新記事が届きます!