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菅義偉首相の退陣表明、麻生太郎氏と安倍晋三氏がトドメの一撃か 役員人事で拒否と報道 麻生氏「お前と一緒に沈められねえだろ」


*官邸
突然の辞任を表明した菅義偉首相ですが、その辞任を決定付けたのは麻生太郎財務相や安倍晋三前首相の発言だったことが分かってきました。

西日本新聞は9月2日夜に菅首相が自民党役員人事で麻生太郎副総理兼財務相と会談を行い、そこで麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用したいと提案するも麻生氏が拒否。
その際に麻生氏が「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」と声を荒げ、菅首相の説得に最後まで応じることは無かったと報じられています。

さらには安倍晋三前首相にも菅首相は役員人事で協力を要請するも、同じように強く拒まれて何も出来ないままとなりました。

解散権と人事権を封じられたことで何もできなくなり、菅首相は辞任する意向を固めたと見られています。

特に菅首相が9月の衆議院解散で自民党総裁選を潰そうとしたことが党内の反感を買ったようで、そこから一気に菅離れが加速。後ろ盾の二階幹事長も役職の変更騒動で動きが鈍く、麻生氏と安倍氏の協力も得られなかったことで辞任という流れです。

結局、無派閥の菅首相では役員人事すら出来なかったということで、自民党という政党の本質を示す権力争いだと言えるでしょう。

 

「お前と一緒に沈められねえだろ」退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/795598/

2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。
同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」
首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。
もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。首相が「孤立」した瞬間だった。

 


 

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