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ノーベル賞の真鍋淑郎さん、アメリカ国籍で日本には帰らず 「日本の調和の中では暮らすことはできない」


*記者会見
ノーベル物理学賞を受賞することになった米プリンストン大の真鍋淑郎さん(90)がアメリカ国籍を選んだことについて、記者会見でその理由を語りました。

朝日新聞の記事によると、ノーベル賞の受賞に関する記者会見で真鍋さんは質問に返答する形で、「日本では、いつもお互いのことを心配しています。とても調和の取れた関係性で、うまく付き合うことが最も重要なことの一つです。他人に迷惑をかけるようなことはしません。日本人がイエスと言っても、それは必ずしもイエスを意味しません。ノーを意味することもあります」と述べ、日本は調和を重んじて他人のことを気にすることが非常に多い国だと指摘。
アメリカのほうが他人を気にせずに自由な活動をすることが出来たとして、「米国での暮らしは素晴らしいと感じます。おそらく、私のような研究者は好きなことがなんでもできる。使いたいコンピューター、欲しいものはすべて得られました。私は調和の中で暮らすことはできないものですから、それが私が日本に帰らない理由です」などと語っていました。

真鍋さんは日本社会そのものに自由を束縛する要素があると語り、日本の在り方に疑問をぶつけています。

日本の頭脳流出を象徴するかのような真鍋さんのノーベル賞受賞で、日本国内においても真鍋さんが米国籍であることが物議を醸しているところです。

やはり、最大の問題は自由が少ない日本社会の構図にあると言え、経済停滞からの研究資金不足もあって、アメリカのような国々に優秀な学者や研究者らが逃げ出しているのが実情だと思われます。

 

ノーベル賞の真鍋さん、日本に帰らない理由語る 印象的な発言を紹介
https://www.asahi.com/articles/ASPB63G40PB6ULBJ007.html?ref=tw_asahi

自身の「米国籍」について
「日本では、いつもお互いのことを心配しています。とても調和の取れた関係性で、うまく付き合うことが最も重要なことの一つです。他人に迷惑をかけるようなことはしません。日本人がイエスと言っても、それは必ずしもイエスを意味しません。ノーを意味することもあります」
「米国ではやりたいことをできる。他人がどう思おうが、私は気にしません。実際のところ、他人を傷つけたくはないけど、彼らが何を望んでいるのかは知る由もありません」

日本の研究環境悪化「頭脳流出」懸念 ノーベル賞に米国籍の真鍋氏
https://mainichi.jp/articles/20211005/k00/00m/030/290000c

ノーベル物理学賞受賞が決まった米プリンストン大上席気象研究員の真鍋淑郎氏(90)=米国籍=は1958年に米国に渡り、米海洋大気局などで取り組んだ研究成果が評価された。これまでも日本出身で海外で成果を出し、ノーベル賞を受賞する研究者はいたが、近年日本の研究環境の悪化から、さらなる「頭脳流出」の懸念が高まっている。

 

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