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コロナ感染で脳に後遺症、人格が変化したと報告 海馬でニューロンの数が激減 新型コロナ後遺症として調査へ


新型コロナウイルスの感染者の脳に大きな影響が出ていることが分かりました。

これは2020年から報告が世界的にあったものですが、最新の研究調査によって新型コロナの神経症状は長引いたり強まったりすることが判明。
科学誌のナショナルジオグラフィックにも「ボルドリーニ氏は、新型コロナ後遺症の症状の一部が、他のウイルス感染症や、外傷性脳損傷、あるいはパーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病などの神経変性疾患といった、脳や人格に影響を及ぼすさまざまな慢性疾患の症状によく似ていると指摘する。これらの疾患は、人が世界を経験し、解釈し、理解するしかたを根本的に変え、感情を不安定にし、自分自身についての考え方や他者との接し方に影響を及ぼすことがある」と書いてあり、新型コロナウイルスが脳に何らかの悪影響を与えているのではないかとまとめていました。

新型コロナウイルスの感染者に長期的な後遺症が出ることは早い段階から知られていましたが、新型コロナウイルスに感染することで脳内が炎症状態になって、それによって脳細胞を減らしたり、脳に悪影響を及ぼしたりすることが確認されています。

コロンビア大学アービング医療センターのモーラ・ボルドリーニ氏(神経科学者で精神科医)が新型コロナで死亡した患者や実験動物の脳を調べたところ、海馬に存在する新しいニューロンの数が10分の1程度まで激減していました。

脳の重要な部位である海馬でニューロンが大幅に減少しているのは非常に危険なサインであり、新型コロナウイルスと脳機能の低下を示すデータであると言えるでしょう。
*感染者の脳への影響は個人差が見られる

 

The SARS-CoV-2 main protease Mpro causes microvascular brain pathology by cleaving NEMO in brain endothelial cells
https://www.nature.com/articles/s41593-021-00926-1

コロナ感染で人格が変わる? 脳研究でわかってきたこと 頭部の外傷や神経変性疾患に似た精神・神経症状、コロナによる脳損傷の証拠も
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/010700642/

 パンデミック(世界的大流行)が約2年に及ぶ今、新型コロナによる神経症状は長引いたり強まったりすることが明らかになってきた。驚くほど多くの患者が、回復後も頭にもやがかかったような「ブレイン・フォグ」に悩まされており、不安や抑うつ、考えがまとまらない、記憶力が低下する、言葉が出にくいといった症状に苦しんでいる。感染時に入院するほど重症だった人だけでなく、軽症だった人でもそうなることがある。

現在、こうした神経学的な問題は、「新型コロナ後遺症(ロングCOVID)」と呼ばれる大きな症候群の一部として認識されている。

 

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