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日本大使がレバノン大統領と会談、ゴーン被告逃亡で協力要請!レバノン大統領「政府は関与していない」

*カルロス・ゴーン
日産自動車のカルロス・ゴーン元会長がレバノンに逃亡したことを受けて、日本政府がレバノンへの圧力を強めています。

1月7日にレバノン駐在の大久保大使がアウン大統領と会談し、レバノンに協力を要請しました。会談の中で大久保大使は「ゴーン被告が日本を不法に出国してレバノンに渡航したことは遺憾で日本として看過できない」などと日本政府のメッセージを伝え、ゴーン氏を匿っていると見られているレバノンに圧力を掛けたと報じられています。

これに対してレバノンのアウン大統領は「レバノン政府は今回の件に全く関与していない」と発言した上で、日本からの要請に対して協力を惜しまないとも言及していました。

海外メディアは一連の流れを「日本政府、ゴーン被告引き渡しに圧力」と報道しており、8日夜に予定されているゴーン氏の記者会見を前に、日本政府が圧力を強めたとしています。
ただ、レバノン政府はゴーン氏との関係を否定していますが、依然として身柄を引き渡す気配は全く無く、今後も水面下で駆け引きが続きそうです。

 

大久保駐レバノン大使とアウン・レバノン大統領との会談
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000630.html

 1月7日,大久保武駐レバノン特命全権大使はミシェル・アウン・レバノン大統領(H.E. Mr.Michel Aoun, President of the Lebanese Republic)と会談し,カルロス・ゴーン被告人の出国事案について,概要以下のやり取りを行いました。

1大久保大使から,ゴーン被告人が,不法に我が国から出国し,レバノンに到着したことは誠に遺憾であり,我が国として到底看過できるものではない旨伝えるとともに,我が国として重大な関心を有する本件について,レバノン政府が事実関係の究明を含め必要な協力を行うよう要請しました。

2アウン大統領から,本件に関してレバノン政府はまったく関与していないとの説明があるとともに,レバノンは日本との関係を重視しており,日本側からの協力要請に対しては全面的な協力を惜しまないことを約束するとの発言がありました。

日本政府、ゴーン被告引き渡しに圧力
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-51015821-bbc-int

金融商品取引法違反などの罪で起訴され、保釈中だった日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)が密出国しレバノンに渡った問題で、日本政府がレバノン政府に対し身柄引き渡しの圧力を強めている。

菅義偉官房長官は6日、民放番組に出演し、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)にゴーン被告の国際手配を要請したと説明。身柄引き渡しに「さまざまな外交的な手段を行使したい」考えを示した。

ゴーン被告出国 レバノン大統領「政府は関与していない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200108/k10012238241000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

ゴーン被告が8日の記者会見で、レバノンに逃亡して以降初めて公に姿を見せるのを前に、レバノンに駐在する日本の大久保大使が7日、首都ベイルート郊外にある大統領府で、アウン大統領と会談しました。

 

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