福島県では福島第一原発事故をキッカケにして、全ての米に放射能検査を行うように定めていますが、その検査体制を縮小すると発表しました。
報道記事によると、福島県は2年後を目処にして現在の「全袋検査」から「サンプル検査」に切り替える方向で調整中とのことです。
サンプル検査では出荷予定の米の一部だけを検査して、それで基準以下ならば出荷が許可される形になります。
検査の変更について福島県は「過去3年間、基準値を超える放射性物質は検出されていない」と説明していますが、基準の100ベクレル以下ならば毎年のように放射性物質が検出されているのが現状です。
検査対象の放射性物質がセシウムだけとなっている点も疑問があり、安全を考えて事故前の1ベクレル以下を維持するべきだと言えるでしょう。
コメの全袋検査 サンプル検査に変更へ 福島
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180302/k10011349501000.html?utm_int=all_side_ranking-social_006
東京電力福島第一原発の事故以降行われてきた、福島県内で収穫されるすべてのコメの放射性物質の濃度を測定する「全袋検査」について、福島県は、原発周辺の自治体を除き、早ければ2年後から一部のコメを調べる「サンプル検査」に切り替えることを明らかにしました。
原発事故のあと、福島県は、県内で収穫されるすべてのコメについて、放射性物質の濃度を測定する「全袋検査」を行っています。
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