立憲民主党、国民民主党、社民党、共産党の野党4党が政府に自衛隊の中東派遣を撤回するように要求する方向で一致しました。
1月8日に野党4党の国会対策委員長らが会談し、その中で今月20日召集される通常国会への対応を協議。イランの情勢の悪化から自衛隊の中東派遣撤回や、汚職疑惑のカジノ誘致中止、桜を見る会の追及などで野党の方針を再確認しました。
アメリカのイラン司令官殺害をキッカケにして中東情勢が悪化していますが、安倍晋三首相も急遽、中東訪問の中止を決定しています。
ただ、自衛隊派遣の方針は変えないとしており、不測の事態に備え万全の態勢を取るとして、今後も自衛隊派遣の準備は進めるとしていました。今月の通常国会で最大の争点になると予想され、憲法問題と合わせて政府の認識が問われることになりそうです。
中東の緊張が高まっていることを受けて、野党側は中東地域に自衛隊を派遣する閣議決定を撤回するよう政府に求めることを決めました。
「不測の事態に備え万全の態勢を」安倍首相、イラン報復攻撃受け4点指示
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00000031-mai-pol
安倍晋三首相は8日、イランによるイラク国内の米軍駐留基地へのミサイル攻撃を受け▽情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対し迅速・的確な情報提供を行う▽現地における邦人の保護に全力を挙げる▽関係国と連携しあらゆる外交努力を尽くす▽不測の事態に備え万全の態勢を取る――の4点を指示した。菅義偉官房長官が同日午前の記者会見で明らかにした。
本日1/8(水)野党国対委員長連絡会議を開催しました。
終了後に、国対委員長が揃ってぶら下がりを行いました。冒頭発言要旨①
安住委員長
今年初めての野党国会対策委員長連絡会議を開催しました。20日から始まります通常回を前に、非常に中東情勢も緊迫しておりますし、 pic.twitter.com/ilI5d2bdnN— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) January 8, 2020
②
昨年来、自民党の議員がカジノ問題で逮捕されるなどの事案もありまして、非常に緊迫をしておりますので、我々としても緊張感を持ってこの国会に臨みたいと思っております。
特にこれから始まる国会においては、昨年末から総理は一度も国会で答弁をしていない「桜を見る会」についての pic.twitter.com/RSTiGU4eGq— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) January 8, 2020
安倍総理は、自身の今週末からの中東訪問を取りやめました。
自衛隊派遣も止めるべきです。 https://t.co/Gdt4XUlfv8
— 蓮舫・立憲民主党(りっけん) (@renho_sha) January 8, 2020
首相が中東訪問を中止。
ならば、自衛隊の中東派遣の閣議決定の撤回を。
そして、アメリカやイランに対して、報復の応酬をやめて、核合意への復帰、これ以上、緊張を拡大させないよう働きかけるべき。悲劇をこれ以上、拡大させない。
戦争させない行動を日本政府に求めます。 https://t.co/8FCvauv1BS— 吉良よし子 (@kirayoshiko) January 8, 2020
アメリカによる国連憲章違反の軍事攻撃に対して、イランがミサイルで米軍基地を攻撃との速報。恐れていたことが起こっています。今こそ国際社会は外交的解決を求めて努力を。そして両国の仲介役を自認してきた安倍首相は行動を起こすべきだと思います。もちろん、自衛隊の中東派遣は直ちに中止を。 https://t.co/a5IPJle9eu
— 清水ただし (@tadashishimizu) January 8, 2020
まさに。
首相は中東行きを即中止。
しかし、自衛隊派遣は「変更ない」って、おかしい。状況が刻一刻と変化していく中で、まずは立ち止まって「情報収集に取り組み、派遣の可否を検討する」というのが適切な対応なはず。 https://t.co/2fV7I04JuK— 田崎 基(神奈川新聞 記者) (@tasaki_kanagawa) January 8, 2020
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