検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案を巡って、野党から「要職の定年延長に関する運用基準はどうなっているのか」と質問があり、それに対して武田良太・国家公務員制度担当相は「法案の施行日には明らかにしたいと思います」などと答弁。
運用基準の有無には言及せず、検察庁法改正案が成立した後に公表するなどと繰り返していました。
この答弁に野党は激怒し、内閣委員会は大荒れの展開となります。最終的には野党が審議不能と判断して国会を退席しており、内閣委員会が一時中断となっているところです。
最後まで与野党の答弁が噛み合わず、政府側は定年延長の判断基準となった根拠を最後まで示すことはありませんでした。
与党は今週中にも法案の採決を行うとしていますが、国民の反対意見は根強く、強行採決となれば世論の反発が強まることになりそうです。
検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案は、衆議院内閣委員会で質疑が行われました。野党側は、撤回を求めていく方針を確認したのに対し、与党側は今週中に採決したい考えで、協議が続く見通しです。
本日(5/13)、ただいま内閣委員会の質疑は中断しています。
立国社の後藤祐一議員が、検事長らを勤務延長させる際、濫用にならない基準を示すよう追及。武田大臣は「法律の施行までに、法務省が決める」と答えられず、審議は中断し、休憩となっています。 pic.twitter.com/ub7165mJEb
— 日本共産党_国会info (@jcp_kokkaiinfo) 2020年5月13日
内閣委で、検察官の定年延長を認める具体的な基準について、武田大臣は「法律の施行日までに法務省が決める」と答弁したが、法案には「法務大臣の定める準則」(22条3項)とは別に、検事総長などについては「内閣の定める場合」(2項)と規定している。武田大臣は分かっているのか?
— 藤野保史 (@FujinoFujinooo) 2020年5月13日
本日の内閣委員会の報告です。
〇検察庁法を変えるための前例や理由は無く、黒川検事長の事案だけが該当。黒川氏のために後付けで法案を作ったとの疑念が高まった。
〇定年延長をする基準は何かとの質問に、武田大臣が答えられず審議はストップ。
現在、政府与党からの回答を待っているところです。 pic.twitter.com/IshsOsQuGg
— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2020年5月13日
特定の検事長を続投させるかどうか、「内閣が定める事由」とはなにか、武田担当大臣は答弁できず。「法律施行までに…」などと誤魔化しため衆院内閣委員会は休憩に。
法案の肝が国会で説明できず、成立後に考えるので白紙委任せよという。
到底認められない。#検察庁法改正を止めコロナ収束に全力を— 山添 拓 (@pioneertaku84) 2020年5月13日
政権の思うがままに使えるということを告白しました。
【速報中】定年延長の運用基準「今はない」 武田大臣 [政治タイムライン]:朝日新聞デジタル https://t.co/tpQThgfd69
— こたつぬこ (@sangituyama) 2020年5月13日
内閣が特定の検察官を人事面で優遇できる「事由」について、安倍首相は「明確化するから恣意的な運用はない」と答えたが、今日午前の内閣委員会で武田大臣が「施行日までには明らかにする」と、事実上の白紙委任をさせようとする驚愕の答弁。余りに酷い。当然野党は退席。#検察庁法改正に抗議します
— 異邦人 (@Narodovlastiye) 2020年5月13日
今日の内閣委員会。
所管の森大臣は出席せず。武田大臣の答弁は意味不明で何度も中断。そもそも、法案で検察官定年延長の特例を定めるに至った公文書はなく、中身は口頭決済。今日の委員会では政府が定年延長を認める運用基準がないことも明らかに。これで採決を求める与党https://t.co/Y4DTUapDKJ
— 蓮 舫 ・ 立 憲 民 主 党 ( り っ け ん ) (@renho_sha) 2020年5月13日
武田大臣 定年延長の運用基準「今はない」https://t.co/ktpGkBhWK0
国民民主党の後藤祐一氏の説明検事長が63歳以降も居残れるのはどんな場合かとの問いに
『現時点では全く基準がない』と答弁
立法府として白紙委任できない。
何ら基準もなく、これ以上審議はできない。野党の審議退席は当然だ。
— 海渡雄一 (@kidkaido) 2020年5月13日
「検察庁法改正」は法務省管轄で法務省が検討したにも関わらず、国会の審議に、全く関係ないおじさん(武田内閣府特命大臣)が登場。
今井議員「あんた関係あるんか?」
武田大臣「私は取りまとめしただけ」— Dr.ナイフ (@knife9000) 2020年5月13日
検察庁法改正案の審議で、武田大臣の答弁では到底充実した審議ができないため、現在、野党側は内閣委員会を退席しています。退席をサボりと批判される方もいますが、数で劣る野党が明らかにおかしい法案に抵抗するための最後の手段なのです。野党は法務委員会での審議も求めていますが拒否されてます
— 矢上雅義 衆議院議員(熊本4区) (@masa_yagami) 2020年5月13日
国民後藤議員「改正案22条5項(定年延長制度)を適用するかどうかの具体的な基準は?」
武田大臣「ありません」
→審議拒否
ロクに基準も完成してない改正案をドタバタでブチ通そうとしてるバカタレ相手にするぐらいなら野党はさっさと審議拒否し独自でコロナ対策練った方が国民の役に立つわ#国会中継 pic.twitter.com/9WJ2fcQwAY— 矢崎@反緊縮派政党支持 (@Yazaki_L) 2020年5月13日
後藤議員の「10月以降に検事長が居座らないといけない立法事実があったか?黒川検事長のケースがそれに当たるのでは?」の質問に対し武田大臣「10月の段階では無かった」と回答。
議論が成立せず国会がざわつく。委員長もツッコミ#検察庁法改正案に抗議します #国会中継 pic.twitter.com/foUYYOEwna— 夢魅ガチ (@DreaminGachi) 2020年5月13日
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