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卸電力が10倍以上に高騰、市場連動型の電気料金で消費者に大打撃!緊急措置を実施 


御電力市場で電気価格が高騰状態になっています。

日本唯一の卸電力取引所「JEPX」は今年初めに「卸電力市場価格の急激な高騰に対する対応について」とする報告書を発表し、その中で経済産業省からの要請もあって電気価格の高騰を防ぐための措置を行ったと言及。
一時的に電気価格が10倍以上に高騰する場面もありましたが、その後も数倍の価格帯で水位を続けています。

元々、JEPXは政府の電力自由化を受けて、発電事業者や企業が電力取引を行う場として整備された市場です。安定価格の維持を目標として、大手電力会社などから提供された電力を購入し、それを特定規模電気事業者と契約した消費者が使う仕組みとなっています。
最近は緊急事態宣言もあって電力需要が拡大した結果、卸電力市場の価格が一気に高騰。

経済産業省が緊急措置を要請するほどに値上がり傾向が続き、慌ててJEPXや電力会社が対応することになりました。

朝日新聞にも大々的に報道されたこの御電力市場ですが、仕組み的に同じような高騰は何度も起きる可能性が高く、安定価格で電力を使いたい方にはオススメできない制度だと言えます。

 

御電力価格
http://www.jepx.org/

卸電力が10倍高騰、消費者は悲鳴 自然電力の教訓
https://www.asahi.com/articles/ASP495QNLP48ULFA01D.html

今年初めに、翌日分の電気を売り買いするスポット価格が例年の10倍以上に高騰したこともあった卸電力市場。市場価格で単価が決まる「市場連動型」の料金で契約していた消費者から悲鳴が次々とあがったが、あの時、新規参入組の電力会社では何が起きていたのか。5年前の家庭向け電力販売自由化後の2017年に参入した「自然電力」(福岡市)の川戸健司・代表取締役に語ってもらった。

 

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