６月７日にロシア外務省が日本と締結していた北方領土における「安全操業」を取り決めた協定の履行を停止すると表明しました。
NHKの記事によると、ロシアはサハリン州における無償の技術支援や資金の支払いを凍結したとして、日本の対応を批判すると同時に、北方領土の日本の漁船活動を保護するための条約を破棄すると発表。
ロシア外務省のザハロワ報道官は「日本側がすべての財政的な義務を果たすまで1998年の協定の履行を停止する決定を下さざるをえない」と述べ、日本と締結していた安全操業は停止すると明らかにしました。
この安全操業では北方領土における日本の操業活動が保護対象と定められ、今日まで北方領土で活動するための基本的な協定の１つとなっています。
それだけに安全操業の破棄宣言は非常に影響が大きく、日本側は「サハリン州との協力事業を協定実施の前提条件であるかのようにして一方的に協定の履行の停止を発表したことは遺憾だ」とする声明を出して、引き続きロシアと協議を継続するとしていました。
元々、サハリン州の支援活動と安全操業は全く別の協定であり、ロシアは安全操業を破棄するための口実として、サハリン州の支援活動凍結を理由にしたのだと見られています。
北方四島周辺での「安全操業」 協定の履行を停止 ロシア外務省
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220607/k10013662361000.html
ロシアの外務省は7日、日本の漁船に北方四島周辺でのいわゆる「安全操業」を認める協定の履行を停止すると発表しました。
日ロ関係の一段の悪化につながりそうです。北方四島の周辺海域で行われる「安全操業」は、ロシア当局による拿捕（だほ）などを避けるため、1998年に結ばれた日ロ両政府間の協定に基づき、期間や漁獲量、協力金などを毎年交渉で決めたうえで行われています。
政府、ロシア漁業協定中断に抗議「遺憾」
９月ホッケ漁に影響恐れhttps://t.co/MRcXrQYR34政府は北方領土周辺水域で日本漁船が拿捕などをされない「安全操業協定」の履行を中断すると発表したロシア側に対し「一方的な発表は受け入れられない」との立場を伝え、抗議した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 8, 2022
ロシアの外務省は7日、日本の漁船に北方四島周辺でのいわゆる「安全操業」を認める協定の履行を停止すると発表しました。日ロ関係の一段の悪化につながりそうです。https://t.co/6f4lIwyX5j#nhk_video pic.twitter.com/rRpbfMohpu
— NHKニュース (@nhk_news) June 8, 2022
ロシア 日本との漁業協定停止 2022年6月7日 https://t.co/AU8lFUSxyC
ロシアに協力金を払って北方領土周辺の漁をさせてもらっていた。安全操業のためやむを得なかった。
そもそもソ連が北方4島に侵攻したのは終戦後で〝盗人猛々しい〟とはこのことだ。
制裁を強化し、もっと締め上げよ！— 古賀忠臣 (@xA6UjicEtvIMENy) June 7, 2022
あったんだかなかったんだかはっきりしない口約束への恨み言を繰り出す一方、確定した協定は弊履の如く投げ出すロシアであった。
北方領土周辺の安全操業協定の履行中断 ｜ 共同通信 https://t.co/fVn8tnC4Hw
— テンガク・ベイ (@RTAF_JSG) June 7, 2022
ロシア外務省、北方四島周辺での「安全操業」協定の履行を停止すると発表
北方四島の周辺海域で行われる「安全操業」は、露当局による拿捕などを避けるため、1998年に結ばれた協定
であった。https://t.co/up4OZLzU6z pic.twitter.com/Kae2X9vZVd— タカ🌸大和魂🌸 (@osBfus909hhCR1t) June 8, 2022
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