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自衛隊の反撃能力、政府有識者では賛否割れる!時代遅れな議論も 「ミサイル防衛優先を」「驚異の分析が重要」


*官邸
政府の有識者ヒアリングで自衛隊に敵基地攻撃能力(反撃能力)を持たせるかどうかの意見交換が行われ、そこで専門家の意見が大きく割れていたことが分かりました。

NHKの記事によると、国家安全保障戦略などの改定に向けて政府が今年1月から行っている有識者のヒアリングで反撃能力の必要性を聞いたところ、「専守防衛による防御のみでは限界がきている」として反撃能力の保持を支持する意見がある一方で、「ミサイル防衛などの能力向上が優先だ」「大事なのは現実を見据えた総合的な脅威の分析だ」とする意見があり、専門家によって意見が大きく異なっていたとのことです。

また、相手が反撃能力を見積もって攻撃を止めるかどうか疑問があるとして、反撃能力の保持が戦争の抑止に繋がらないとする指摘もあったと報じられています。

政府は年末にも具体的な方針を決定する予定で、3つの重要な安全保障政策の指針である「国家安全保障戦略」と「防衛計画の大綱」、それに「中期防衛力整備計画」でこれまでの政策を見直すとしていました。
防衛費をGDP比率2%程度まで引き上げるかどうかも重要な部分になり、日本の防衛の在り方がこの数カ月間で決まることになりそうです。

 

有識者聴取、反撃能力で賛否 「防御に限界」「MD優先」―近く公表、安保戦略改定へ参考・政府
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022082700321&g=pol

安全保障3文書改定 有識者「反撃能力」に賛否分かれる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220902/k10013799451000.html

 

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