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梅田名誉教授「千葉県東方沖は次のステージに入った」「ゆっくりすべりが首都直下型地震を誘発する恐れ」


地震学者の梅田康弘名誉教授(京都大学)が千葉県東方沖の地震活動について、新たなステージに突入したとの見解を示しました。

読売テレビのインタビューにて梅田名誉教授が語ったもので、2月27日から継続発生している千葉県東方沖の群発地震は新たな地震活動の引き金になる可能性があると指摘。

梅田名誉教授は千葉県東方沖のゆっくりすべり(スロースリップ現象)が周囲の断層にストレスを蓄積させていると分析し、「ゆっくりすべっているとそこのひずみは解消するのですが、周りにストレスが溜まってしまいます。今回はマグニチュード5ぐらいですが、バーンといってしまうと巨大地震になってしまいます」「過去6回の例をみますと、”ゆっくりすべり“そのものは2~3日で終わっていますが、それに誘発される地震は、数週間以上続く可能性があります」などとコメントしていました。

さらに千葉県東方沖のゆっくりすべりで発生した「ひずみ」が周囲の断層に影響を与えた場合、いわゆる首都直下型地震の誘発に繋がる危険性もあると発言しています。

梅田名誉教授は3月2日から千葉県南東部でも地震が増えたことに着目した上で、「これは直下地震に入るんです。地震を誘発したのが“ゆっくりすべり”の周辺だけに止まっていれば良いのですが、離れたところに誘発し始めると直下型地震に繋がる恐れがあります」とも語っていました。

現時点で千葉県東方沖のゆっくりすべりが大地震に連動するかどうかは分からないとしていますが、最悪の事態も想定して備えておく必要性があるとしています。

過去には東日本大震災でも同じようなスロースリップ現象が観測されていたわけで、千葉県東方沖のゆっくりすべりは引き続き注意したほうが良さそうです。

 

スロースリップ現象(ゆっくりすべり)のメカニズム

 

地震情報
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/list/

【専門家警鐘】「次のステージに入っている」千葉県東方沖で相次ぐ地震 大地震に繋がるリスクも…「バーンといってしまうと巨大地震に」メカニズムと今後の可能性を解説
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c80f954b9479bfcdb599d98b31d94b9d7de18d0

Q.ゆっくり跳ね上がるところでは何が起こっているのでしょうか?
(京都大学・梅田康弘名誉教授)
「ゆっくり動くというのは、陸側のプレート全部が動くのではなく、その中のごく一部がゆっくり動いているのです。全体が動いてしまうと巨大地震になってしまいます。ほんのわずかな部分がずるずるっと滑っているイメージです」

Q.今回ゆっくりすべりが起こったのは、同じ場所なのでしょうか?別の場所なのでしょうか?
(梅田名誉教授)
「ほとんど同じ場所です。そういう性格のある場所なんです。固着しているところが大半なんですが、ごく一部そういう弱いところがあって、そこが繰り返しゆっくりずるずるすべるんです」

 

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