太陽において再び大きな太陽フレアが頻発しています。
5月29日にX1.4の大規模な太陽フレアが発生し、その前後にも中規模Mクラスの太陽フレアが6回観測されました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の最新予測によると、6月1日夜には地球と太陽フレアが接触する見通しで、強い磁気嵐や大気圏の乱れが予想されるとのことです。
5月上旬にも大規模な太陽フレアによって、日本の各地でオーロラが観測されましたが、今回の太陽フレアはそれよりも規模はかなり小さくなっています。
ただ、オーロラを出現させた大規模な太陽フレアの発生源である巨大黒点が太陽の裏側をグルっと回って再出現しており、そこから追加の太陽フレアが発生する恐れがあることから、さらなる大型太陽フレアに注意が必要です。
この巨大黒点は1~2週間ほど地球方面を向いて移動するため、6月中旬ごろまで太陽フレアの頻度が高止まり状態になるかもしれません。
太陽風による強い磁気嵐は様々な自然災害や電子機器の異常、通信障害を引き起こすことから、太陽フレアの追加情報に警戒してください。
NASA 太陽フレア進路予測
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
2024/ 5/29 15:11 更新
3697黒点群で小規模の活動が続いています。太陽風は低速です。担当 篠原
一昨日、27日に発生したX2.8大規模フレアの後の
ポストフレアループの様子を、
SDO衛星AIA171の動画で紹介します。
美しいループが次々に輝いています。このフレアを起こした3697黒点群は、
その後もCクラスフレアを活発に起こしています。
SDO衛星AIA131の動画で、この1日間の様子を紹介します。X線グラフを見ると、C7.5、C8.5、C8.9、C7.2、C8.0など、
大きめのCクラスフレアが続き、
29日10時(世界時29日1時)には、
M1.3の中規模フレアも発生しています。引き続き注目して下さい。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
Xクラスの大規模な太陽フレアを頻発していた活動領域は5月15日以降、太陽の向こう側に回っていましたが、再び地球側に回り込んできて27日にX2.8の太陽フレアが発生しました。記事では他の波長の映像も紹介。
Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org pic.twitter.com/MxqpZ3O7UD
— アストロピクス 宇宙画像情報サイト (@Astropics_bb) May 29, 2024
太陽フレアとオーロラがセットで語られてるのしっくりきてないやつ15秒これ見ろ
pic.twitter.com/icmcS6jPbj— 佐々木亮@恒星フレア (@_ryo_astro) May 11, 2024
強力な太陽フレアが新たに発生 今週2回目
☀️ 太陽の表面で「#太陽フレア」と呼ばれる爆発現象が新たに発生した。今回の強力な太陽フレアが地球の磁気を乱す現象を引き起こす可能性は低いが、ゼロではない。ロシア科学アカデミー宇宙調査研究所・太陽天文学実験室のセルゲイ… pic.twitter.com/5fXHwSXPYz
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) May 29, 2024
【TEC値に出現する自然現象集】
①突発性電離圏擾乱(SID)
太陽フレアにより電離圏が異常電離し、電子密度が急激に高くなる現象
太陽フレア発生直後から数時間続き、電子密度の増大量はフレアの規模と太陽天頂角に依存※画像はTEC値(60分以下)です。解説は画像に埋め込むので「ALT」を押してね👇 pic.twitter.com/fQTWbVPOtQ
— アタマエ2 (@Seismicnaa2) May 30, 2024
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