3月27日に行われた佐川氏の証人喚問について、野党各党は偽証の可能性も視野に入れて発言内容を精査中だと明らかにしました。
立憲民主党の枝野代表は「議院証言法で許されている証言拒絶の範囲を大幅に超え、議院証言法の違反であることは明々白々だ」と述べ、佐川氏の発言拒否は異常だったと指摘。
怪しい部分の発言は各党と連携しながら、詳細な分析と整理を行っている最中だと言及しました。
一方で、安倍晋三首相は佐川氏の証人喚問に関して具体的なコメントをしておらず、その理由について「書き換え問題は、いまだ政府として調査中だ。そういう意味で、証人喚問におけるやり取りについて、政府側としてコメントすることは適当ではないと考えた」などと発言しています。
証人喚問を受けた政府与党と野党の見解も全く異なっている状態で、来週の国会も森友文書問題や佐川氏の発言を巡って与野党の対立が深まりそうです。
立民 枝野代表 佐川氏の証言「偽証の疑いで野党各党と詳細分析」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011385481000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002
財務省の決裁文書の改ざん問題をめぐる佐川前国税庁長官の証人喚問について、立憲民主党の枝野代表は、偽証が疑われる証言などがあったとして、野党各党で連携して佐川氏の証言を詳細に分析していることを明らかにしました。
首相 佐川氏証人喚問へのコメント「調査中のため控えた」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011385761000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005
森友学園の問題をめぐり、安倍総理大臣は衆議院本会議で、籠池前理事長の証人喚問の時は「証言拒否が繰り返された」と述べたのに佐川前国税庁長官の時はコメントしないのはおかしいと批判されたのに対し、佐川氏の場合は、財務省の決裁文書の改ざん問題が調査中のためコメントを控えたと理解を求めました。
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