ラオス南東部のアッタプー県で韓国系の企業が建設中だったダムの決壊事故について、ラオスのカンマニー・インティラートエネルギー・鉱業相が「基準に満たない低水準の建設が事故の原因」との見解を示しました。
決壊したセピアンセナムノイダムは韓国大手財閥SKグループのSK建設と韓国西部発電、タイ政府系の発電大手ラチャブリ電力、ラオスの国営企業が合弁で建設しており、筆頭株主は26%を出資するSK建設となっています。
企業側は「決壊ではなく氾濫した」と説明していましたが、これに対しラオス政府から「建設基準以下だった可能性が高い」と指摘を受けた形です。
今回のダム決壊によって6つの村が被害を受け、これまでに27人以上の死亡が確認されています。安否不明者は数百人となっており、今も犠牲者の数が増え続けているところです。
↓被災地の様子
ラオスのダム決壊「基準に満たない建設が原因」 ラオスエネルギー相
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3353526027072018FFE000/
【バンコク=岸本まりみ】ラオス南東部のアッタプー県で発生したダムの決壊事故を受け、ラオスのカンマニー・インティラートエネルギー・鉱業相が26日の記者会見で「基準に満たない低水準の建設が事故の原因」との見方を示した。27日、ラオス国営通信が報じた。「降り続いた大雨が原因」とする企業側の主張をはねつけた。
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