日本銀行の黒田総裁が2020年以降も異次元緩和を継続する方針を示唆しました。
5月17日に黒田総裁は都内で講演会を行い、その中で2020年以降の金融政策について、「この期間を超えて維持する可能性が十分ある」と言及。来年春以降も現在と同じ規模で緩和継続を実施する可能性があるとして、改めて金融緩和の効果をアピールしていました。
日銀の金融緩和を巡っては「来年春から縮小する」というような話があり、市場関係者の間でも色々な意見が飛び交っています。日銀としてはこのような憶測をけん制する狙いがあると見られ、黒田総裁がここまで強調したのは非常に興味深いと言えるでしょう。
大規模緩和、来春以降も=国内経済「拡大基調続く」-日銀総裁、内外情勢調査会で
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019051700642&g=eco
日銀の黒田東彦総裁は17日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演し、現行の大規模な金融緩和政策をめぐり、早くても2020年春ごろまでは続けると先月決めたことについて「この期間を超えて維持する可能性が十分ある」と語った。金融市場の一部で来春の緩和縮小観測がくすぶる中、景気・物価動向によっては、来春以降も緩和を継続する姿勢を強調した格好だ。
「あと4カ月もすると、#日銀 が最後に政策を変更し、イールドカーブ・コントロールを導入してから3年が経過する。ここまで手を変え品を変えてもインフレ率が目標に到達しないのだから、これまでの #金融政策 の延長線でインフレ率が上昇するとは思えない」(コラムより)https://t.co/gVJYqeoWNy
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2019年5月18日
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