7月19日に京都アニメーションの八田英明社長が放火事件に関する記者会見を行いました。
記者会見の中で八田社長は「車も近づけず、火の手が上がって中に入れなかった。消防隊員の方に“なんで3階に入れないんですか”と言いました。惨状でした」と述べ、燃えている会社の中に入ろうとしたが、入れず悔しい気持ちになったと声を震わせながらコメント。
保管されていた作画や資料などはほぼ全てが消失した形で、「一切合切ダメ。コンピューターも全部ダメ」「被害金額?甚大です。詳しくは分からない・・・」などと語っていました。
しばらく前から京都アニメーションに送られていた脅迫メールについては、「作品に対してのモノで、会社やスタッフへのモノはなかった」として、京都府警宇治署に何度か相談していたとしています。
京都アニメーションは入口に特殊な鍵を掛けた上で、本社やスタジオの数カ所に防犯カメラを複数設置するなどの防犯対策はしていました。
一方で、同日に警察が放火犯の名前を青葉真司容疑者(41)と公開し、過去にコンビニ強盗で実刑判決を受けた人物と同じだと明らかにしています。青葉容疑者は騒音などで近所トラブルが多く、地元住民に対しても「お前殺すぞ」「うるせーよ」「こっちは余裕ないから、失うものはないから」などと暴言を吐いていました。
7年前(2012年)のコンビニ強盗事件では、茨城県坂東市のコンビニエンスストアに押し入り現金を奪い、懲役3年6か月の実刑判決となっています。
精神的な病気を持っているとの報道も見られ、このような大事件になる前に警察や行政側で止めることが出来なかったのかと疑問の声も相次いでいるところです。
京都アニメーション・八田社長が会見「堪えきれない。こんな大惨事になるとは…」
https://news.livedoor.com/article/detail/16798060/
京都市伏見区にあるスタジオの放火火災事件で被害に遭ったアニメ制作会社「京都アニメーション」(京都府宇治市)の八田英明社長は一夜明けた19日、京都市内で会見に応じ、社員33人が亡くなった事件について「断腸の思い。堪えきれない。こんな大惨事になるとは夢にも思わなかった」と思いを明かした。
アニメ会社放火 確保の男 ゲームのような音楽で騒音トラブル
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190719/k10011998921000.html
18日、京都市の「京都アニメーション」のスタジオが放火され33人が死亡した事件で、現場で確保された青葉真司容疑者(41)はさいたま市のアパートに住んでいました。
青葉容疑者の隣の部屋に住む40代の男性は「男は2~3年前に引っ越してきたと思う。去年の夏、明け方に男の部屋からゲームかアニメのような音楽が大きな音で繰り返し流れる騒音トラブルがあったが、駆けつけた警察官が窓をたたいて呼んでも、部屋から出てくる様子はなかった。それ以降は大きなトラブルはなかったが、近所づきあいはなくどういう人物なのかよくわからない」と話していました。
玄関シャッター下ろさず=「ざんきに堪えない」と社長-京アニ放火
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019071901100&g=soc
京都市伏見区にある「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、同社の八田英明社長が19日午後取材に応じ、普段下ろしている1階正面玄関のシャッターを、事件時は来客に備えて開けていたと明らかにした。同社には脅迫メールも相次いでおり、スタジオには防犯カメラを複数設置していたという。
いいね!しよう