*レバノンのカルロス・ゴーン
日産自動車のカルロス・ゴーン元会長について、逃亡先のレバノン政府が日本への身柄引き渡しを拒否すると発表しました。
日本政府は国際刑事警察機構(ICPO)を通してレバノンにゴーン氏の身柄を引き渡すように要請していましたが、「日本に引き渡すことはない」としてレバノンは対応を拒否。レバノンと日本の間には犯罪者引き渡し条約も無いことから、これで日本側が合法的にゴーン氏の身柄を回収することが不可能になった形です。
元々、レバノンは違法行為した人物でも匿う傾向がありましたが、カルロス・ゴーン氏はレバノンにおいて英雄視されているため、レバノン国民の支持もあって、レバノン側から引き渡しに応じる可能性は低いと見られています。
一方で、カルロス・ゴーン氏は近い時期に記者会見を行う予定で、これから全世界に向けて、自身の主張や日本の司法制度を批判する声明を出すことになりそうです。
ゴーン被告の旅券携帯、地裁が許可 レバノン入国に使用か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200102-00000539-san-soci
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)について、東京地裁が昨年5月に弁護側の請求を受け、フランスから発行された旅券の携帯を許可していたことが2日、関係者への取材で分かった。東京地検は海外逃亡の恐れが高いとして反対していた。地検はレバノン入国の際、地裁が携帯を許可した旅券が使われた可能性もあるとみて調べている。
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https://johosokuhou.com/2020/01/03/23049/
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