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治療薬「アビガン」の承認に遅れ、厚労省が消極的 レムデシビルは即座に特例承認するも・・・


*アビガン
先日にアメリカの治療薬「レムデシビル」を日本政府が特例承認すると表明しましたが、一方で国産の治療薬である「アビガン」はまだ承認の対象外となっています。

国会で指摘を受けた安倍首相は「政府内でも相当議論している。私も言ったが、日本の法令上できない」と述べ、アビガンの承認作業が遅れている経緯を説明。
厚生労働省が副作用などからアビガンの使用に消極的な見解を示しているようで、これが承認作業の遅れに繋がっていると見られています。

日本政府の発表ではアビガンの治験終了後に承認を議論する流れになっていることから、承認されるとしても早くて8月以降となる見通しです。

実際にデイリー新潮が政府関係者に取材したところ、「いまアビガン投与が可能なのは、『富士フイルム』が行う治験と各医療機関による観察研究です。今回の男性のようにアビガンを使う場合、適応外使用ゆえに、観察研究における倫理審査などの手続きが煩雑で、時間がかかるという側面があります」というようなコメントがあり、アビガンの投与はかなり難しい部分があると指摘していました。

アビガンの副作用として奇形児が産まれやすくなるという問題があり、妊婦さんへの投与は原則禁止となっています。アビガンはウイルスを遺伝子レベルで増殖させない効果があることから、これが胎児に作用して出産に影響が出ると考えられているのです。

ただ、副作用があるのは「レムデシビル」も同じだと言え、レムデシビルの承認と比べて、アビガンがとても遅いのはかなり強い違和感があります。
ネット上でもレムデシビルの特例承認が報道されてからは同じ疑問を投げ掛ける声が多く見られ、アビガンの早期承認を求める意見が徐々に強まっているところです。

 

「コロナにアビガンが劇的に効いた」 患者の声にも厚労省が使わせない
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/04300802/?all=1&page=2

 これから子どもを作りたい男性にも、奇形児が生まれる危険性はあるはずなのだが……。ともあれ、
「ただ私は痛風持ちなので、尿酸値が上がり、見事に痛風が出てしまいました。こちらは別の薬で抑え、問題はありませんでしたが」
痛風の痛みはツラいが、重症化から落命に至る可能性は薄まった。喜びに浸る男性は、ふと思いつく。なぜ最初からアビガンを使わなかったか――。
「担当医に訊ねたら、“厚労省に申請していて許可が下りるのに時間がかかった”と言うんですね。これだけ劇的に効くのなら、多くの患者さんが使えればいいと思うんですよね」

新型コロナ治療に期待「アビガン」投与する量より多く必要に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200407/k10012373881000.html

新型インフルエンザの治療薬として政府が200万人分備蓄している「アビガン」について、厚生労働省は新型コロナウイルス感染症の治療に使う場合、1人当たりに投与する量がより多く必要になり、備蓄量は70万人分にとどまるとして新たに130万人分の確保を目指すことにしています。

アビガン承認に時間 日本 柔軟性欠ける審査
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58764320S0A500C2EA5000/

日本ではレムデシビル使用にあたり厚生労働相の権限で承認審査を簡略化する「特例承認」を活用する。ただ、レムデシビルと同様ウイルス増殖を抑制する機能を持つ、国産の新型コロナ治療薬の「アビガン」の国内承認には時間がかかりそうだ。

 

 

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