欧米メディアが日本の緊急事態宣言解除に合わせて、日本の新型コロナウイルス特集記事を掲載しました。
イギリスBBCは記事の中で、日本の一部地域で緊急事態宣言が解除されたことを伝え、「日本の指導者たちは封鎖を強制する法的権限を持っていません。地元の知事は、企業に閉店するよう呼びかけ、人々が家にいるように勧めることができますが、そうしないことを選択した場合の罰はありません。それにもかかわらず、データは公共の動きの低下を示しています」と指摘。
世界各国のような厳しい外出制限が無い状態で、日本は異例の成功した国だと掲載され、日本の国民性や文化面の影響があるのではとまとめていました。
また、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルも日本の対応について、「理由は不明だが比較的成功した」とコメントし、なんで日本の感染者数が少ないのかは不明だとした上で、感染爆発を抑えることに成功していると紹介しています。
日本の新型コロナウイルス対策は海外から見ると穴だらけで、ソーシャルディスタンスは中途半端、外出制限にも罰則は無し、検査数が少なくて実態不明などと言われていますが、今のところ公式発表の感染者数は異常に少ないです。
海外メディアも日本の現状に首を傾げている感じで、「日本になにか特殊な要因があるのでは」などと疑問を投げ掛ける声が相次いでいます。
Coronavirus: State of emergency lifted in most of Japan
https://www.bbc.com/news/world-asia-52658551
The country’s low level of testing has raised questions, but Mr Abe said its strategy of tracking virus clusters had worked in many areas.
“We were able to contain (the spread of infections) to the level at which it can be prevented with a thorough cluster-focused approach,” he told reporters.
Unlike governments elsewhere, Japan’s leaders have no legal power to enforce a lockdown. While local governors can call on businesses to stay closed and suggest people stay at home, there are no punishments if they choose not to do so. Despite this, mobility data has shown a striking drop in public movement.
「奇妙な成功」 米外交誌が日本のコロナ対策を論評
https://www.sankei.com/world/news/200515/wor2005150025-n1.html
米外交誌フォーリン・ポリシー(電子版)は14日、東京発の論評記事で、日本の新型コロナウイルス感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的には世界で最も死亡率を低く抑えた国の一つであり「(対応は)奇妙にもうまくいっているようだ」と伝えた。
欧米メディア「日本は大流行回避」 緊急事態宣言一部解除で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59135070V10C20A5000000/
【メキシコシティ=宮本英威】外国メディアは14日、日本が新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言を39県で解除したことを相次いで報道した。当初は、横浜港に停泊したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での集団感染で政府の対応が批判を浴びたことを指摘しつつも、「米国やロシアでおきた規模の大流行は避けられた」(英BBC)といった見方が目立った。
いいね!しよう