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菅総理がロシア・プーチン大統領と初の電話会談!ロシア側は電話会談直前に北方領土で軍事演習


9月29日に菅義偉総理大臣とロシアのプーチン大統領が初めて電話会談を行いました。

電話会談ではプーチン大統領から首相就任の挨拶があり、その後は平和条約締結を含む二国間の対話を継続する方向で一致したと発表されています。
いわゆる北方領土問題に関しても返還を視野に入れて、交渉継続でまとまったとしていますが、ロシア側は電話会談を行う数時間前に北方領土の国後島や択捉島で軍事演習を実施。
北方領土の返還を拒んでいるロシアからの強いメッセージだと見られ、日本メディアが報道しているような順風満帆の電話会談という印象は無いです。

既に憲法改正を通してロシアは領土引き渡しを禁ずる法制度を作り上げており、日本国内の米軍基地の存在もあって、北方領土の返還は条件付きでも厳しいのが現実だと思われます。

 

プーチン・ロシア大統領との電話会談についての会見
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202009/29bura.html

令和2年9月29日、菅総理は総理大臣官邸で会見を行いました。

総理は、ロシア連邦のウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン大統領との電話会談について、次のように述べました。

「先ほど、プーチン大統領と電話会談を行いまして、大統領からは、私の総理就任への祝意を頂きました。私からは、平和条約締結を含む日露関係全体を発展させていきたい、北方領土問題を次の世代に先送りさせず終止符を打ちたい、こうした旨申し上げました。プーチン大統領としっかり取り組んでいきたい。またプーチン大統領からは、二国間のあらゆる問題について対話を継続していく、そうした発言がありました。プーチン大統領と今後、率直に意見交換ができる、そうした手応えを感じました。また我が国としては、領土問題を解決して平和条約を締結する。この基本方針の下に粘り強く交渉していきたいと思います。そして大統領、また私からも、それぞれ近いうちにお互いに対面の中でこうした日露関係について率直に話し合いたい、こうしたことで合意しました。」

 

 

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