新型コロナウイルスの影響を受けた経済不況で就業者数が大幅に減っています。
12月1日に総務省が発表した労働力調査によると、就業者数は前年同月比でマイナス93万人の6694万人となり、7ヶ月連続の大幅な減少を記録したとのことです。
これは10年10カ月ぶりの減少幅で、いわゆる非正規労働者が85万人減少と目立っていました。
分野別だと、宿泊・飲食サービス業の減少幅がマイナス43万人で一番大きく、今年の春に大きく減った人数が回復しないまま低迷しています。
また、完全失業者数(季節調整値)は前月から8万人増の214万人に増加し、就業者数と合わせて悪い方向に数字が伸びていました。
今後も経済が回復するまでこの傾向が続くことになると予想され、首を切られやすい非正規労働者を中心に失業する人が増えることになりそうです。
労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)10月分結果
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html
(1) 就業者数,雇用者数
就業者数は6694万人。前年同月に比べ93万人の減少。7か月連続の減少
雇用者数は5998万人。前年同月に比べ48万人の減少。7か月連続の減少
(2) 完全失業者数
完全失業者数は215万人。前年同月に比べ51万人の増加。9か月連続の増加
(3) 完全失業率
完全失業率(季節調整値)は3.1%。前月に比べ0.1ポイント上昇
就業者数93万人減 11年ぶり減少幅 非正規をコロナ直撃85万人減<総務省調査>
https://www.tokyo-np.co.jp/article/71755
総務省が1日発表した10月の労働力調査は、就業者数が前年同月比93万人減の6694万人で、10年10カ月ぶりの減少幅だった。新型コロナウイルスの感染長期化で雇用の悪化が続いており、「第3波」が状況をさらに深刻化させる懸念も出ている。(渥美龍太)
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