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大阪府で過去最多918人の新規感染者!1000人が目前に!西浦博教授「このペースだと間違いなく重症患者があふれます」


*JX通信社
4月10日に大阪府が新型コロナウイルスの速報値を発表し、新規感染者数が918人で過去最多を更新したと明らかにしました。
大阪府の新規感染者数は驚異的な伸び率を記録しており、重症患者の数字も加速的に増えています。

いわゆるイギリス型の変異株が従来株と置き換わる形で拡大していると見られ、最新の調査でも新規感染者の半分ほどが変異株の保有者となっていました。

この感染爆発について京都大学大学院医学研究科教授の西浦博さんはBuzzFeed Japan Medicalの取材記事の中で、「大阪ではICU(集中治療室)に入っているか、人工呼吸をつけている重症患者が増加しており、既に重症病床の9割を占めていて、このペースで患者が増えると間違いなく重症患者があふれます。大阪の状況がとても心配です」と述べ、重症患者の受け入れ能力が限界を迎えようとしていると指摘。

新型コロナウイルスの変異株は重症化率が高まっているとして、「大阪は重症の患者が多過ぎます。変異株で治療に当たる先生たちが戦慄を覚えているのが伝わってきています。これまでと何が違うかと言えば、これまでより若めの大人たちが感染し、重症化する傾向があります。20代、30代でも酸素吸入を必要とする人が結構います。これまでになかったことです」とも言葉を強めていました。

大阪府ではまん延防止措置が適用されて外出自粛要請などが呼び掛けられていますが、西浦教授はこのような措置でも甘すぎるとしており、今すぐに緊急事態宣言かそれを超えるような強い措置を実施するように提言しています。

 

「大阪、兵庫はすぐさま『緊急事態宣言』をうつべき」 8割おじさんが懸念する背筋の寒くなる大流行
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aa599da8bd6be9d249ecbf0b5dc0ed0fa4253e4

ーー重点措置で効果が出ない場合は、再び緊急事態宣言を出すことも考えるわけですね。

大阪と東京では違います。首都圏に関しては正しいタイミングで重点措置が出ていると思っています。

一方で、大阪、兵庫に関しては今は緊急事態宣言を出す時だと思っています。

ーー重点措置を適用するタイミングで緊急事態宣言を出すべきだったということですか?

いえ、初例の適用ということもありますが、それら府県の重点措置を出すのが遅かったのです。できれば、あれより2週間早く出さないといけませんでした。

3月後半、国会開催中であったことなどが影響しているのか、2週間くらいアドバイザリーボードが開かれませんでした。国から迫る状況評価も遅れて対策を打つのが遅れました。

大阪は重症の患者が多過ぎます。変異株で治療に当たる先生たちが戦慄を覚えているのが伝わってきています。これまでと何が違うかと言えば、これまでより若めの大人たちが感染し、重症化する傾向があります。

 

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