政府が発表したゆるキャラ「トリチウム」に批判の声が殺到しています。
このゆるキャラは福島第一原発の処理水の海洋放出に合わせて、復興庁がPRの一環として発表したものです。
ゆるキャラ「トリチウム」が放射性物質トリチウムの安全性を説明するためのPR映像も公開され、ネット上でもトレンド入りするほどに注目を集めました。
ネットの意見は9割以上が復興庁やゆるキャラへの不満であり、まるで国民を馬鹿にしているとして、ゆるキャラを使って誤魔化そうとしている政府の姿勢に反発が相次いでいます。
東京新聞の記事には担当者のコメントとして、「親しみやすさという意味が大きい」などと書いてありましたが、危険な放射性物質に親しみやすさなんて本来は必要ないです。
いわゆる風評被害対策も兼ねていると思われ、どうにも政府の感覚は一般人とはズレているということを示しているゆるキャラだと言えるでしょう。
「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR
https://www.tokyo-np.co.jp/article/97830
復興庁は13日、東京電力福島第一原発の処理水に含まれる放射性物質トリチウムの安全性をPRする目的で作成したチラシを発表した。チラシには、トリチウムが自治体の広報で使われる「ゆるキャラ」のようなかわいらしいデザインのキャラクターで登場する。
え…???
「トリチウム」がゆるキャラに?
復興庁「親しみやすいように」
原発汚染処理水の安全PR https://t.co/PFpJpXI5n7 #トリチウム #汚染水海洋放出— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) April 13, 2021
政府は、ゆるキャラを作る前に、全てのリスクを丁寧に説明して下さい。
健康影響のリスクは諸説あること、流そうとしているトリチウムが年間で事故前の10倍の量であり、30~40年流し続ける予定であること、核燃料に触れているためほかの放射性物質も含んでいること。https://t.co/kSTijLXOB0— 青木美希 新刊「いないことにされる私たち」予約受付中 (@aokiaoki1111) April 13, 2021
最悪のセンス。政府は、国民を舐めてるんでしょうか
「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR
チラシには、トリチウムが自治体の広報で使われる「ゆるキャラ」のようなかわいらしいデザインのキャラクターで登場 https://t.co/Tym8iQDlY6
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) April 13, 2021
復興庁がトリチウムをゆるキャラに…?
「親しみやすさという意味が大きい。『善』でも『悪』でもない中間的な感じを目指した」そうだが、事故原発の汚染水は中間的な存在ではない。その他の核種が十分除去される保証もない。
海洋放出への異論や懸念を、あざ笑うつもりか。https://t.co/AH0ATHFVja— 山添 拓 (@pioneertaku84) April 13, 2021
余りにも無神経だ。
汚染水が安全なら何故タンクで隔離しているのか?!
ゆるキャラで漁民を煙に巻くつもりか。 https://t.co/AKhqTXY8i9— 福山和人 (@kaz_fukuyama) April 13, 2021
副総理が「トリチウム水は飲んでも問題ない」とほざくわ、復興庁がトリチウムのゆるキャラを作ってイメージ操作に躍起になるわ、この国は確実に底が抜けている。
— m TAKANO (@mt3678mt) April 14, 2021
トリチウムが復興庁にゆるキャラにされてたので、さらに擬人化しておきました。
ポイントは目の虚無感。 pic.twitter.com/J1q9IgQZLl— 松田洋子 (@matuda) April 13, 2021
復興庁がトリチウムの所謂「ゆるキャラ」を作ったというのも呆れ果てた話ですが、問題は汚染水に含まれているのがトリチウムのみであるかのように既成事実化されようとしている点です。自民党政府は「処理水」などと大本営発表していますが、処理されてもストロンチウム90などが基準値を超えています。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) April 13, 2021
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