日本政府が福島第一原発の処理水(汚染水)の海洋放出を決定した問題で、隣国・韓国の文在寅大統領が反対する声明を出しました。
時事通信社によると、韓国の文大統領は閣僚会議で「地理的に最も近く海を共有している韓国の懸念は非常に大きい」と表明し、放出差し止めに向けた暫定措置も含め、国際海洋法裁判所への提訴を検討するよう指示したとのことです。
国際海洋法裁判所は世界の海に影響を与える事象や物事を議論するため場所で、国連海洋法条約に基づいて紛争の司法的解決を任務としている組織となっています。
ここから明確に違反だと指摘を受けた場合、日本政府も海洋放出を見直しするしか無く、韓国政府の動きによっては福島第一原発の汚染水計画全体に大きな影響を与えることになりそうです。
【ソウル時事】韓国の文在寅大統領は14日、日本政府が原発処理水の海洋放出方針を決定したことを受け、放出差し止めに向けた暫定措置も含め、国際海洋法裁判所(ドイツ・ハンブルク)への提訴を検討するよう指示した。
韓国大統領、福島処理水問題で国際裁判所への提訴「積極検討」 https://t.co/rfOePi9mx0
日本政府が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を正式に決めたことに関し、文在寅大統領は決定の撤回を求め、国際海洋法裁判所に提訴することを「積極的に検討」するよう担当部署に指示した。
— SankeiBiz (@SankeiBiz_jp) April 14, 2021
【原発輸出の大失敗と同じで通用しない】韓国の文在寅大統領は、スガ政権が決めた福島原発の汚染「処理水」の海洋放出に対して、国際海洋裁判所への提訴を検討するとした。原子力ムラが鹿島建設救済の凍土遮水壁がダダ漏れで大失敗になったのに、反省せず公海に放出強行。https://t.co/LhtP1cH8jo
— 金子勝 (@masaru_kaneko) April 14, 2021
福島第一原発のストロンチウム90やトリチウムを含んだ処理水、韓国含め他の国でも海洋放出があたりまえだと言うけれど、ちょっと待って、何でも海に捨てればいいという思考と価値観は世界中でもう一度見直す必要があることに気づいていない…
— るちたま日記(歩く神社リエル) (@angelriel) April 13, 2021
文大統領、断固支持‼️
海洋放出、国際裁判所へ提訴指示 韓国大統領:時事ドットコム https://t.co/QThdm3qtym
— 弁護士神原元 (@kambara7) April 14, 2021
中国や韓国やフランスが海洋放出しているのは「トリチウムしか残留していない国際基準に適合した処理水」で、福島第1原発に溜まり続けているのは「トリチウム以外にも基準値超の複数の放射性核種が残留している高濃度放射能汚染水」なのだから、同列に扱うこと自体が詭弁。
— きっこ (@kikko_no_blog) April 14, 2021
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