*官邸
4月17日にアメリカで行われた日米首脳会談で発表された共同声明に台湾問題が明記された件で、中国政府が大激怒しています。
読売新聞の記事によると、中国の在米国大使館報道官は「中国は国家の主権や安全、発展の利益を断固守る」「2国間関係を正常に発展させる範囲を完全に超えた」とする声明を出し、台湾は中国固有の領土だと改めて強調。
これに対して台湾側も日米に「心からの歓迎と感謝する」とのコメントを伝え、両国で認識の違いがハッキリと示されました。
一方で、このような台湾と中国の動きに日本は陸上自衛隊が九州地方で過去最大規模の軍事演習を予定していると発表しています。
中国の海洋進出や台湾への圧力強化に備えた動きで、今年9月から11月の日程でおよそ14万人いるすべての隊員が参加する過去最大規模の演習となる見通しです。
情勢は日米VS中国の流れに変わりつつあると言え、このまま対立が激化すると経済活動にも深刻な影響を及ぼすことになりそうです。
中国反発「領土主権と海洋権益に干渉は許されない」、台湾への軍事的圧力を強化か
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210417-OYT1T50255/
【北京=比嘉清太】中国の在米国大使館報道官は17日、日米首脳会談後に発表された共同声明に台湾問題が明記されたことに「中国は国家の主権や安全、発展の利益を断固守る」と反発する談話を発表した。共同声明が香港や新疆ウイグル自治区の人権問題に触れたことについても「(日米)2国間関係を正常に発展させる範囲を完全に超えた」と主張している。
南西地域の防衛体制の強化を進めている自衛隊はことし秋、全国から数万人規模の隊員を九州に集める過去最大規模の演習を行うことにしています。海洋進出の動きを強める中国を念頭に置いた演習とみられます。
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