5月11日の国会では重要な2つの法案が衆議院本会議で採決され、賛成多数で可決となりました。
採血されたのは憲法改正の手続きを定めた国民投票法の改正案と、高齢者の窓口負担増加などを定めた医療制度改革関連法案です。
国民投票法改正案は憲法改正の投票に関するルールを定めている改正案で、テレビCMの扱いや共通投票所の設置、その他の投票の根幹部分を法律として決めています。自民党が憲法改正の前提条件としている改正案でもあり、これでいよいよ憲法改正が視野に入った形です。
もう一つの医療制度改革関連法案も非常に重要で、75歳以上の高齢者を対象にして医療費の窓口負担を現行の1割から2割にアップすると定め、医療制度全般の見直しも含まれています。
基本的には医療費の国民負担が増えている内容だと言え、こちらも国民生活に影響を与える大きな改正となっているところです。
国民投票法改正案は野党・立憲民主党が賛成に転じましたが、医療制度改革関連法案だと反対の姿勢を維持し、与党側が強行採決する形で可決されました。
国民投票法が衆院通過 CM規制「3年めど措置」
https://this.kiji.is/764708240140894208?c=39546741839462401
憲法改正手続きに関する国民投票法改正案は11日の衆院本会議で、与党などの賛成多数により可決され衆院を通過した。政党のスポットCMやインターネット広告、運動資金の規制を巡り、施行後3年をめどに「検討を加え、必要な法制上の措置、その他の措置を講じる」と付則に加えた。
憲法改正手続き定めた国民投票法改正案が衆院通過https://t.co/v0CxaOTnM7
憲法改正の手続きを定めた国民投票法の改正案の採決が11日の衆議院本会議で行われ、自民・公明・立憲などの賛成多数で可決された。参議院に送られて今国会で成立する見通し。 #国会中継 pic.twitter.com/pfzGFeHm1b
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) May 11, 2021
衆院本会議で国民投票法改正案が賛成可決されたけど参院にはこの人がいるってことは言っておきます #憲法審査会開くなpic.twitter.com/rAkSZMH6X7
— EMIL (@emil418) May 11, 2021
憲法審査会は、単に憲法の議論をする場でなく、「憲法改正発議」ができる場です。
国民投票法改定案採決は、首相が宣言しているように「憲法改正への第一歩」になり、首相のいう「憲法改正」とは、9条改定で「戦争国家」、緊急事態条項で「独裁国家」をつくること。「第一歩」を許してはなりません。 https://t.co/Vwd7gUwiD4— 志位和夫 (@shiikazuo) May 6, 2021
国民投票法改正案が衆議院で可決。
憲法には改正条項(第96条)があるのだから、憲法改正のための国民投票法をアップデートするのは立法府として自然な行為。https://t.co/X7P0JBayZb— 木原みのる(木原稔) (@kihara_minoru) May 11, 2021
改正により投票しやすくなる効果が期待できる。衆議院、参議院の議員選挙と条件を揃える感じかな。
国民投票法にはCM規制など不十分な点が依然多い。様々な考えが公平な条件で国民に届くようにするべき。
国民投票法改正案、衆院通過 投票環境を整備:日本経済新聞 https://t.co/UzcJGUM5Fc
— Learner S (@jack88857107033) May 11, 2021
いいね!しよう