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金融機関への要請、菅首相の対応に西村担当相が不満か 「総理の了解まで得ていたのに、はしごを外された」


*衆議院
酒類提供を続ける飲食店に対して、金融機関経由で政府が圧力を掛けようとしていた問題で、責任を押し付けられた西村康稔経済再生担当相が菅義偉首相の対応に不満を漏らしていることが分かりました。

これは西日本新聞が取り上げた情報で、政府関係者の話として、西村氏は周囲に「総理の了解まで得ていたのに、はしごを外された」などとコメントしていたとのことです。
西村担当相だけの責任にして、関与を否定し続ける菅首相に西村担当相が強い不満を感じているようで、菅政権の足並みに乱れがあると報じられています。

ただ、後々になって内閣官房や国税庁、金融庁、財務省などの政府機関が書類で金融機関への要請を検討していたことが発覚し、西村担当相以外にも複数の省庁が動いていたと取り上げられていました。
このような情報から西村担当相の独断専行はほぼゼロに近いと思われ、西村担当相が周囲に不満を漏らすのも無理がないと感じることが出来ます。

少なくとも意思決定に関与した菅首相は説明責任があり、このまま西村担当相だけに押し付けて終わりにして良い問題ではないです。

 

酒取引停止要請は西村氏の独断? 首相と周囲の言葉ににじむ思惑
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/770555/

一方、政府関係者によると、西村氏は周囲に「総理の了解まで得ていたのに、はしごを外された」とも漏らしているという。いずれにしても、政権が強権的な印象を与える施策を乱発し、臆面もなく引っ込めた混迷ぶりに変わりはない。ガバナンス(統治)機能の低下を指摘する声が強まっているが、官邸幹部は「今回はたまたまだ」とうそぶく。 (東京支社取材班)

 

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